28 最悪の事態は・・・ ページ30
私は考えた。舞園さんは外に出たい。その為には人を殺さなければならない。でも、彼女は把握していないことがある。
A「ねえ、電子生徒手帳持ってるよね?そこに書いてある項目をよく読んで」
【6.仲間を殺したクロは卒業になりますが、自分がクロだと他の生徒に知られてはいけません。】
A「舞園さんがそこまで外の自由を望むなら、殺されてもいいよ。でもね」
A「この校則がどうしても気になるの。舞園さんが私を殺したとして、その後はどうなるか知ってる?本当にモノクマさんがすんなり外へ出してくれると思う?」
舞園「うっ」
どうやら図星だったみたい。
舞園「じゃあ私はどうすればいいんですか・・・ふふ、私もう終わりですね。失望しましたよね」
舞園さんの声は震えていた。
A「舞園さん、皆を信じて。特に苗木さんは、絶対に舞園さんをここから出してみせるって言ってた。舞園さんのことを真剣に考えてくれたよ」
舞園「でも私、苗木君に取り返しのつかないことをしてしまいました」
舞園さんが言うには、夜時間の時に苗木さんと部屋を交換したらしい。桑田さんを殺害した後、罪を擦り付けるつもりだったみたい。
A「じゃあ明日、一緒に苗木さんに謝りに行こう。大丈夫、きっと分かってくれるよ」
桑田「オレも困ったことがあれば相談に乗るよ!」
舞園「Aさん、桑田君まで・・・あの、私」
A「細かいことは明日の朝からにしよう!まずは休んでね」
12時近いので、舞園さんの部屋を出た。一人になる時間があったほうがいいね。
桑田さんとは部屋の位置が近いので、個室への道を一緒に歩いた。
桑田「Aちゃん、サンキュな」
A「えー?こちらこそだよ」
桑田「Aちゃんがいなかったらオレ、死んでたかもな。もし反撃できたとしても、オレ一人だったらパニック起こして逆に殺しちまったかもしれねー。これマジの話だから」
あの時、舞園さんの部屋を訪ねて良かった。
A「それじゃあおやすみ」
桑田「おやすみ」
A「はぁ・・・」バタン
自分の部屋に着いたと同時にため息をついた。今日は色々なことがあったな。
モノクマ「あとちょっとの所で殺人を阻止されたなんて絶望的ィ〜!」
え!?モノクマ!?
モノクマ「今日はオマエのせいで殺人は起きなかったけど、今に見てろよ必ず絶望させてやる!うぷぷ」
モノクマは消えた。なんだったの今の。
とはいえ、最悪の事態は免れたのかな。
29 本編で例えると第一章終了→←27 突然やって来た救世主
ラッキー食べ物
私達の優勝だたけのこの里
57人がお気に入り
「オリジナル」関連の作品
この作品が参加のイベント ( イベント作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
らなかちゃん - うおおおお!!!これめっちゃ好きです!! (7月4日 7時) (レス) @page2 id: 1316c362a7 (このIDを非表示/違反報告)
きびしい麦茶 - 浅沢はショックを受けたようださん» ありがとうございます!設定考えるのにかなり苦労したので気に入ってもらえて嬉しいです! (2021年12月23日 21時) (レス) id: f6ea6f3b1e (このIDを非表示/違反報告)
浅沢はショックを受けたようだ - ギャグと可愛さを兼ね備えている夢主ちゃん、大好き!! (2021年4月30日 0時) (レス) id: c5afee08f6 (このIDを非表示/違反報告)
きびしい麦茶 - りつ@鉛筆 #アダマリLOVEさん» コメントありがとうございます!これからも頑張ります♪ (2020年12月27日 18時) (レス) id: ef890ad3bd (このIDを非表示/違反報告)
りつ@鉛筆 #アダマリLOVE(プロフ) - おもしれえ……これ好きです!!更新頑張ってください! (2020年12月27日 15時) (レス) id: 1d165f129a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:きびしい麦茶 | 作成日時:2020年9月22日 16時