掛け違えたボタン。 １／∞・青と黄 ページ40
青Side
「なあ、もしかしてさ、恋煩い？」
同期会という名のメシ会で。
テーブルに頬杖ついて、
ふとした時にため息ついたAに、
ズバッと聞いてやった。
「なっ、何言ってんの？
章大ってば」
慌て方がハンパない。
図星やねんや・・・
胸の奥がギシって嫌な音を立てたけど・・・
「その相手、亮やろ？
相談乗ったろか？
俺、同期の中では一番仲良ええねん。
その代わり、
俺の言うこと聞いてくれたらやけど」
交換条件をつけたのは・・・
俺がAを好きやから。
理由なんか何でもええねん。
同期以上の関係になれたら。
今より後退することはない。
「言う事って？」
「まずは、俺の仕事手伝うこと。
村上主任に大量のマーケティング資料のまとめ、
押し付けられてん」
「いいよ、それぐらい。
手伝う」
あっさり二つ返事で返ってきた。
言い出したんは自分やのに、胸がチクってする。
そんなに亮が好き？
別なフロアやし、
ほとんど口聞いた事もないやん。
亮は会社の女子社員全員のハートを、射止めてる。
誰がどう見ても男前やし、
仕事もバリバリこなして。
その上、会社では堅物の真面目で通ってて。
本人は気付いてるかどうか知らんけど、
独身女子社員はみんな亮のお嫁さんを狙ってるねん。
Aも御多分に洩れず、そのクチや。
亮をダシにしても、そばにおりたいて。
自分でもヘタクソか思うけど。
そこはしゃあないやん。
そばにおるうちに俺のこと、意識させたったらええねん。
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亜季(プロフ) - すれ違いが切なすぎます。自分の気持ちを伝えなかった主人公ちゃん弱虫ー（泣） (2017年10月23日 22時) (
レス) id: 327514e65b (このIDを非表示/違反報告)
ひみさ(プロフ) - 書き足されたモノ、読ませて頂きました(^^) とっても刺激的で、ドキドキしました(*^^*) (2017年10月23日 0時) (レス) id: 2e580a9b8d (このIDを非表示/違反報告)
くり(プロフ) - 亮ちゃんはちょっと自業自得やけど…(笑)、しげは不憫…そして照史くんも…。それにしても女はこわいなぁ(>_<) (2017年10月3日 18時) (レス) id: 23a9b7a6e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool x他1人 | 作成日時：2017年9月29日 21時
