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助手席にAを乗せて、
車、走らせてることに。


すごくそわそわしてる。


家はどっちとか聞きながら、ナビに登録すんのも。

内心、心臓、ばくばく。



昔は実家暮らしやったけど、
今は俺らの卒業した大学の近くで一人暮らししてるって言う。


「重岡、成海ちゃんたちに囲まれてたね。
相変わらずモテモテじゃん」


ちょっとやきもち妬いてる風なこと、言われてもうたら。


俺、単純やからさ。


すぐに心のメーターふりきれるわ。


「そんなんちゃうし。
そういうお前こそ。
水野にちやほやされてたやん」


めっちゃイライラしてたわとは、
さすがに言われへん。


「別にそんなんじゃないよ。
水野くんなんて親しくもなかったのにね」


それはお前が綺麗に変わったから。


それも言われへん。




通ってた大学まで、
30分のドライブ。


楽しいて、楽しいて。


すぐにAのマンションに着いてもうた。


この部屋の目と鼻の先のところに俺も下宿してた。


「このあたり、懐かしいな」


夜遅いし、真っ暗で街の雰囲気が分かりづらいけど。

あんまり変わってない気がする。


また、昼間にゆっくり来たい。


今度は彼氏として・・・



車、停めて。

Aを見た。


息飲むぐらいに綺麗やなって思った。


「なあ、あの約束、覚えてる?」


「・・・覚えてるよ。
結婚しようって」


まさか、あんな酔うた勢いでした約束を覚えててくれてるなんて。


めっちゃ嬉しい。


「ほんまに?覚えててくれてんや。
俺は・・・今、一人やで?」


少しふざけた感じで言うつもりやったのに。

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亜季(プロフ) - すれ違いが切なすぎます。自分の気持ちを伝えなかった主人公ちゃん弱虫ー(泣) (2017年10月23日 22時) (レス) id: 327514e65b (このIDを非表示/違反報告)
ひみさ(プロフ) - 書き足されたモノ、読ませて頂きました(^^) とっても刺激的で、ドキドキしました(*^^*) (2017年10月23日 0時) (レス) id: 2e580a9b8d (このIDを非表示/違反報告)
くり(プロフ) - 亮ちゃんはちょっと自業自得やけど…(笑)、しげは不憫…そして照史くんも…。それにしても女はこわいなぁ(>_<) (2017年10月3日 18時) (レス) id: 23a9b7a6e0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:fool x他1人 | 作成日時:2017年9月29日 21時

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