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金曜の夜。
結局、
マルの部屋で飲むことに。
俺の引越し先が、
マルんちのマンションのすぐ近くやねん。
マルが近所にええ部屋空いたからて、
紹介してくれたんが、そもそものきっかけやから。
マルの彼女の手料理でもてなしてくれるて。
なんかそわそわするわ。
友達の奥さんになる人の手料理振舞ってもらうて。
俺らもそういう年になってんな。
俺の部屋と目と鼻の先のマンション。
インターフォン押したら、すぐにマルが出た。
手土産、ワインでええんかな。
よう分からんかったから。
どんな雰囲気の人なんやろ。
マルの付き合うてる人なんか、
会わせてもろた事ないし。
俺も会わせた事ない。
恋愛の話なんかしいひんし。
ドアが開く。
年がらもなく緊張してくる。
マルの隣に立ってたんは・・・
恋焦がれてやまん、Aやった・・・
「初めまして。
AAです。
隆平くんがいつもお世話になってます」
あいつがそんな挨拶するから。
俺も。
「初めまして。
マルと同期入社の錦戸と言います」
て、震える声で挨拶した。
Aはなんも動じてない。
俺とマルの勤務先が一緒な事ぐらい、
知ってるわな。
俺の話もマルから聞いてたかもしらんし。
マルとは入社式からしばらくの本社研修でだけ一緒で。
そのあとは、俺は千葉におったし。
マルは入社後しばらくは関西支社におって。
いつから付き合うてるん？
マルが本社転勤になった３年ぐらい前から？
Aは俺とマルが親友なん知ってて、
俺とまた関係持ったん？
それか、もっと前から知ってて、
マルと付き合うたん？
それから何をどう喋ってたんか、
あんまり記憶にない。
ただひたすら、
マルに不審に思われへんようにって。
そればっか考えて、
笑顔を貼り付けてた。
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亜季(プロフ) - すれ違いが切なすぎます。自分の気持ちを伝えなかった主人公ちゃん弱虫ー（泣） (2017年10月23日 22時) (
レス) id: 327514e65b (このIDを非表示/違反報告)
ひみさ(プロフ) - 書き足されたモノ、読ませて頂きました(^^) とっても刺激的で、ドキドキしました(*^^*) (2017年10月23日 0時) (レス) id: 2e580a9b8d (このIDを非表示/違反報告)
くり(プロフ) - 亮ちゃんはちょっと自業自得やけど…(笑)、しげは不憫…そして照史くんも…。それにしても女はこわいなぁ(>_<) (2017年10月3日 18時) (レス) id: 23a9b7a6e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool x他1人 | 作成日時：2017年9月29日 21時
