僕の彼女の欠点。【Cln】

47.酔った時 ページ47

ころんside


今日は莉犬くんの家で打ち合わせがあったので帰りが遅くなってしまった。


Aが待ってる。


そう考えるだけで自然と足が早くなる。


するとすぐに家に着き鍵を回してドアを開けた。



「ただいま〜……あれ？」



いつもむかえにくるはずなのに来ない。


もしかしてと思いリビングへ行くと



『んん…？あっ！ころちゃぁおかえりなさぁい！』



泥酔状態のAがいた。


机の上にはほろ酔い1缶。


まだ飲み始めのようだ。


そう、Aはなーくんよりお酒が弱い。


しかも酔うとキス魔になる。


今考えると20歳を一緒にむかえて一緒にお酒を飲んで良かったのかもしれない。



「A…片ずけるよ？」


『やだぁ…まだ飲むもん！！』



Aはまだ残ってる缶を持って離さない。


それからそれをもらおうとしたか嫌の一択。


するとその缶をグビグビ飲み始めた。



『ん…ん…っぷはぁ〜…えへへぇ〜全部飲んじゃった！』



なんて言いながら机に突っ伏した。



『んん〜…ころちゃぁん…ちゅーしてぇ？』



キス魔発動するA。


それはそれで僕はいいんだけどずっとキスをねだってくる。



「はいはい…」



それから触れるだけの短いキスをする。



『もっとして！』



何回もねだるAに角度を変えながら何十回もキスをする。



『んはぁ…んん…ころちゃ…寂しかったぁ…』



口を離すと自分の気持ちを素直に言う。


寂しかったからお酒飲んじゃったのかな。


それからAを寝かせて片ずけやらなんやらをして一緒に寝た。


僕はこれから寂しい思いをさせないことを誓いました。

48.お知らせ→←46.日常

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す