◇柳田将洋くん生誕祭記念◇ ページ17
付き合っている設定でいきます!
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7/6。私にとって、とても大切な日。大切な人の日。だけど、実のところ練習や大学の講義が被って、プレゼントは買いに行けてないし、オフを取ることもできず。
とても泣きたい気分である。
「うう、……どーしよ」
「どうしたよ、チビ宮」
「チビ言うなし」
高校時代からの親友、ユリ。大学でも講義が被ることも多く、割とずっと一緒にいる。感謝感謝だ。
「誕生日……」
「誰の?」
「大切な人の……」
「なに彼氏?Aってばいつの間に」
「まあ、色々ありまして」
「否定しないんかーい」
リア充、爆発しろ!というユリの声をぼんやり聞きながら、彼のことを考える。
柳田先輩、改め"マサさん"が彼氏だということは、ユリには言えてなくて。だってそんなの怖くて言えない。
「あー……どうしよ」
「なんで。プレゼントは?」
「買いに行けると思う?今の私に。講義、練習、練習、練習、講義、練しゅ「分かった!分かったから!聞いた私が悪かった!」
机に突っ伏しながら、次の講義はなんだっけ。と現実逃避をする。
「メッセージとかは?電話とかした?」
「残念ながら、今日に限ってスマホ家に忘れました。そして夜中も疲れて寝落ちしてしまいました」
「ご愁傷さま……」
呆れたように、口角をヒクヒクとさせながら弔いの言葉を述べるユリ。
ええ、そうですよ。知ってますよ。彼氏の誕生日にスマホ忘れるとかマジないわー、ですよ。自分でもそう思います。
いくら優しいあの人でも。
「流石に怒るよね……、てか幻滅されて別れ話で終わりかな」
ああ、サヨウナラ。
「ストップストップ!悪い方向に持ってかない!てか相手同級生?」
「年上……」
「年上?いくつ離れてるの」
「2つ……」
「2つかあ……ってもうA!キノコ生えてる!もっとシャキっとしなよ!!」
「むーりー……」
私の馬鹿馬鹿馬鹿。合わせる顔がございません。
「ほらA、次の講義行くよ!」
「うんっ……」
本当にごめんなさい、マサさんっ……。
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日も暮れ、部活も終わる頃。コートを片付けていると、体育館のドアが勢い良く開いた。
「Aー!?ちょっと来てー!」
「わ、なにユリ」
グイグイと引っ張られていく。
「ちょ、ちょっと待って……」
「いいから!!来てるのよ!!校門!」
「誰がさ……」
「あの柳田先輩!!」
へ。今、なんて言った?
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夏(プロフ) - 高橋優さん» ありがとうございます!最近は更新が停滞してしまって……>< (2017年1月29日 16時) (レス) id: 158d7772d4 (このIDを非表示/違反報告)
高橋優(プロフ) - 楽しみにしてます!頑張ってください!! (2017年1月13日 22時) (レス) id: b132b1eb85 (このIDを非表示/違反報告)
夏(プロフ) - CMYさん» ほんとにほんとに更新出来てなくてすみません!!!!!!受験勉強で時間取れなくて………。ほんっとうに申し訳ないです!応援いつもありがとうございます!!すごく有りがたいです。期待に添えずほんとうに申し訳ないです。なんとか頑張っていきます!! (2017年1月10日 22時) (レス) id: 158d7772d4 (このIDを非表示/違反報告)
CMY - 復活されてこちらもとっても嬉しい限りです!夏さんのペースで構わないので、これからも更新待ってます!頑張って下さいね!応援しています!!! (2016年8月24日 12時) (レス) id: 12f3ffde3b (このIDを非表示/違反報告)
夏(プロフ) - CMYさん» 返信遅くてすみませーーんん!!!(泣)実は、テストの点があまり良くなくて、携帯使えなかったんです………。更新また再開していくのでよろしくお願いしますね!!ずっと待っててくださってありがとうございました!!!(泣) (2016年8月23日 16時) (レス) id: 158d7772d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏
作成日時:2016年7月1日 21時