keep hope alive ４ - 3JSB -

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、



萩「臣さん、Aの映画の話聞きました？」


A「ちょ、」


臣「え、なに？聞いてないけど」






運ばれてきたサンドウィッチに手をつけ、

臣さんは萩を見た後に私を見る。






A「んもー、」


萩「ふふ。笑」


A「……、映画するんです。漫画の実写化で」


臣「へぇ、恋愛？」


A「はい。相手役は中島健人くんと千葉雄大くんです」


臣「え、二股？」






んなわけ。






臣「なるほどね。中島くんがメインで、千葉くんは恋敵か」






神妙な面持ちの臣さん。






萩「焦りますか？」


臣「ん、まぁ、多少」


A「？」






二人してクスクス笑って、

置いてけぼりな私はそんな様子を眺めるだけ。



そしたら、萩がゆっくりと席を立って。






萩「これから打ち合わせだから、行くね」


A「え、もうそんな時間？」


萩「うん。まぁ、臣さんとゆっくりしていきなよ」






綺麗な笑顔でストレートすぎる髪を揺らして、

萩は消しきれぬオーラを纏って

事務所に戻って行った。






臣「萩花ちゃん、相変わらず綺麗だね」


A「ですよね〜」


臣「ま、俺にとってはお前が一番だけど」


A「は、」






多分、私今相当マヌケな顔してる。



臣さん、口元に手をやってクスクス笑ってるし。





臣「変な顔。笑」


A「わ、わかってます！」






ムニッと頰を摘まれて。



ああ、またうるさい心臓。

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