keep hope alive ４ - 3JSB -

１８０. ページ42

、



A「直人さんと直己さんに毛布を…


臣「A、」


A「っな、なんですか…っ、」






二人きり と脳が判断したのと同時に、

何故かここから逃げようと

二人の元へ行こうとした私の腕を掴む臣さん。






臣「二人きりじゃん？」


A「い、一応、そうですね」


臣「なんで逃げ腰なの。笑」


A「そんなことないですけど…、」






あつい。



掴まれた腕が、顔が、心が熱い。






臣「さ、ナニする？」


A「な、なに？何もしません。寝ます」


臣「はぁ？」


A「はぁ？！」






酔ってるな。酔ってるんだな。



艶っぽい瞳に吸い込まれそうになる。






A「っ、ちょ、」






臣さんから目を逸らせずにいると、

腕をひかれて飛び込むようにその胸の中に。



私、向こうの部屋が良かったかも。






A「…っ、臣さ…、」






やっと体が離れたと思えば、

今度は近づいてくるの彼の顔。



ああ、これは……、この状況は……。



逃げられない、逃げたくない。






A「…っ、………、へ…」






ギュッと目を瞑った私の

おでこ に落とされた柔らかなそれ。



思っていたのとは違って、間抜けな声がもれた。






臣「アホ」


A「は……、」

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