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、
A「なんて言いました？」
ブローを終えて櫛を彼女の髪に通して時に、
鏡ごしに目が合う。
臣「……、A」
キョトン、と首をかしげたその様子を見ると、
今日髪を乾かさなかったのは確信犯だと悟った。
臣「………、俺は今から、Aを困らせることを言うよ」
そう。隆二の言う通り。
俺が一歩前進しないと、
鈍感とかそういうのじゃない、
メンバーはメンバーとしか思っていない彼女の目に
俺が 男 として映ることは一生ない。
窪田くんのこともあってか、少しの焦りと、
あとは見えない希望への不安感、
そして彼女へのどんどんと膨らんでいく愛情。
ぐちゃぐちゃに混ざったこの感情を、
これ以上隠すのには少し無理な話。
A「私を困らせること…？」
隆二、俺今から言うことにした。
臣「俺は、Aが好きだよ」
ムードなんてない。
ただ焦った俺が、焦って気持ち伝えてるだけ。
A「…？」
臣「メンバーとしてじゃなくて、一人の女性として、好き」
A「は…、」
思わぬ告白に、戸惑いを隠せない様子。
臣「A、俺のことそんな風に見たことなかったでしょ」
A「…、」
ゆっくりと頷きながら、こちらの様子を伺う。
臣「俺はもうずっとAのことをそういう目で見てきたよ。でも、今すぐに答えを出せとは言わない。でも、俺は良い答えしか聞かない」
正直、伝えてしまえばこっちのもんだと思う。
正々堂々、アタックできんじゃん？
臣「Aは絶対に俺のことを好きになる。てか、ならす」
A「こ、根拠は…！」
臣「俺が 登坂広臣 だから」
俺の言葉に 何言ってんのこの人 と
呆然とするA。
うん。我ながらキモいこと言った。
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ゆゆ(プロフ) - リクエストです。PVの撮影秘話とか読みたいです！！お話の時系列の関係もあると思うので、どの曲でもかまいません！よろしくお願いしますっ！ (2017年2月25日 23時) (
レス) id: d4c9243710 (このIDを非表示/違反報告)
スフィンクス(プロフ) - ??さん» ご指摘ありがとうございます。 そうなんですよねー！当時よりオミリーが仲良くなっちゃってるんで、その辺曖昧なんでとりあえず年功序列で敬語にしておきました（笑） (2017年2月20日 14時) (レス) id: a701b75e64 (このIDを非表示/違反報告)
??(プロフ) - 毎回面白くて読ませていただいてます！登坂に対しての「さん付け」は岩田だけで、エリーに対してはみんなタメですよ！今は分かりませんが（笑） (2017年2月20日 4時) (レス) id: afc127ca21 (このIDを非表示/違反報告)
ちひろ - みんななにか企んでるんですね！1人1人が本当に言ってそうです、いつも！最新楽しみにしてます！ (2017年1月21日 1時) (レス) id: abacfed7bd (このIDを非表示/違反報告)
りこぱん - 更新ありがとうございます！すごく面白いので次の更新また楽しみにしてます！ (2017年1月10日 22時) (レス) id: a88db7366b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スフィンクス
| 作成日時：2016年12月2日 21時
