keep hope alive ４ - 3JSB -

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、



隆『早いこと言っとかないとさぁ、A、臣のこと全く意識してないからな？』






隆二のキッツイ言葉。



あいつほんと容赦ってもんを知らない。



天然なくせして出るとこは出る派だから怖い。






A「臣さん、」


臣「んー？…って、また髪乾かしてねぇの？」


A「寝ます」


臣「そう言うと思った。はい、座って」






んーもう！なんでぇ！ と、

眠たくなると駄々っぽくなるのか？この子は。






剛『A、最近窪田くんと仲良いらしいですしね〜！笑』






ニタニタ、嫌ぁな笑みを浮かべた

がんちゃんの言葉を思い出す。



仲良いって、なに。



俺そんなの初耳なんだけど。






剛『この間二人で事務所のスタジオから出てきましたよぉ。笑』






二人でスタジオだぁ？



ハイローで仲良くなったらしいけど、

いくら窪田くんとは言え

これ以上他の男にAを持っていかれるのは

俺の精神に支障をきたすこととなる。






A「臣さん、熱い」


臣「あ、悪り」






迷惑そうにこちらを振り返った。






臣「なぁ、」


A「はい？」






今日は意識しっかりしてるみたい。



少し大きめの声で問いかければ、

少し大きめの声で返ってきた返事。






臣「窪田くんと仲良いの？」


A「はい。ダンス、教えてます」


臣「ダンス？」


A「元々、EXILEさんのファンだったらしくて、ハイローの撮影もあったりとかで意気投合して、それで彼趣味がダンスだって言うから、じゃあ今度二人で踊ろうって」






なんだかんだ、

こいつは人との距離を詰めるのがうまい。



自分ではそんなつもりはないのは見て取れるが、

スルスルと上手に人の懐に入っていく。






臣「あんま、仲良くしないで」






余裕なんて無くなった俺の口から、

ポロリとそんな言葉がこぼれた。

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