keep hope alive ４ - 3JSB -

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、



A『お先すみませんでした』


臣『ん…、髪乾かせよ』


A『今日はもう寝ます…』






疲れたのか、ウトウトしながらそんなこと言って。



頭に無造作にかけられた

バスタオルの隙間から見える髪が、

全然乾いていない。



タオルドライすらしてない様子。






臣『乾かしてやるから、座んな』


A『ん〜、寝ます…』


臣『風邪ひいて今度こそ仕事できなくなっても俺知らねぇからな？』


A『無理』


臣『んなら座る』






駄々っぽくなってきた彼女を

無理矢理ドレッサー前の椅子に座らせて、

髪に指を滑らせる。






臣『A、寝ないで』


A『……、起きてます』


臣『どこが』






時たまこちらへ傾いてくる辺り、

意識飛びかけでしょ。



髪を乾かし終えたところで、

フラッとこっちへ体を向けたAは

フニャッと笑った。






臣『 ( ｳｯ…、可愛い…、) 』


A『二回目！』






嬉しそうに、嬉しそうに。



可愛すぎて俺死んじゃう。






臣『二回目、だな』


A『ありがとうございます』


臣『ん。ほらもう寝な』


A『はい。おやすみなさい』


臣『おやすみ』






ベッドに入ったその瞬間と言ってもいいだろう。






臣『もう寝てるし』






無防備に、可愛い寝息なんて立てちゃって。



その寝顔を写真に収めたことは、秘密にしとこ。

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