keep hope alive ４ - 3JSB -

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、



もう怒った！とかなんとか、

一番年上のくせして一番少年っぽい彼が

楽屋を出て行った。






剛「直人さんマジおもしれぇ！笑」






ケタケタ笑う末っ子を見ながら、

Aが俺の部屋へ来た昨日のことを思い出した。






臣『何してんの。飛ぶの？笑』


A『飛ぶと思いますか？』


臣『人は何があるかわからんねぇからな』






部屋の前で装飾の一つもない

綺麗なキャリーケースの持ち手に手をかけて、

部屋のカードキーをもう片方の手に持っていた。



部屋を追い出された、とイタズラに笑う。



ほんとは？って聞いたら、

ダブルブッキングで部屋を譲ったと。






臣『………、俺の部屋くる？』


A『え』


臣『んなあからさまに嫌な顔しなくてもいいだろ』


A『いや、嫌とかじゃなくて！』


臣『わかってるって。笑』






ムスッとして見せれば、

少し焦ったように俺を見上げる彼女。






臣『ダブルベッドだけど、俺ソファで寝るから、部屋来いよ。変なことはもちろんしない。つか、したら絶対直人さんに殺される』






変なことって…、と

そんな想像は全くしてなかったらしい彼女が

首をひねる。



ああ、こいつ、なんでこんなに純粋なんですかね。






A『お邪魔します…、』






結果、お世話になっているとは言えど、

心を開ききれない女性スタッフの部屋に

あと二泊するのはしんどい、ということで

俺の部屋に泊まることになった。






A『臣さんの匂い、』


臣『…っ、』






キャリーケースを隅っこに置いたAの呟きに

思わずドキッとする。






臣『風呂は？入った？』


A『まだです』


臣『じゃあお湯もう張ってるから、先に入っていいよ』


A『あ、はい。ありがとうございます』

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