keep hope alive ４ - 3JSB -

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、



A「あ…、」


E「ん？」


A「あ、いえ…」






わざとらしくも私の前で腕まくりをした

ELLYさんの手首に、さっきのブレスレット。



あれ、なんで…。



と疑問に思うより先に、

他のメンバーの手首にも

同じブレスレットがつけられていることに気づく。






A「 ( あの日…、) 」






臣さんが家に来たあの日、

私が臣さんにリクエストしたやつ…。






己「Aは、暑くない？」


A「はい。暑くないです。むしろ寒いくらい」





こんな形で叶えてくれるなんて…。



あの時バッグにしまわずに

すぐに手首につけるんだった。



少しの残念感を残し、バンは目的地へと到着した。






A「お疲れ様でした〜」






局に着くなり収録じゃなんじゃと

とてもじゃないけどブレスレットを

手首につけるんだった時間がなくて。



収録が終わって帰る頃に

やっと手首につけようとした時に、

マネージャーさんに送迎の車が来てるから早くして

ってことで急かされてまたつけられなかった。



メンバーの前でつけるのもなんだか恥ずかしくて、

家に帰ってからつけようって思ってたら、

今度は家に帰り着くなり

メイクも落とさずに寝落ちしてしまって。






A「朝…、」






気がつけば朝。



そして






A「やっばー！！！！！」






今日はマネージャーの都合で

自力で事務所に行かなきゃいけないんだった。



約束の時間まで、

逆算してもゆっくり用意してる暇なんてない。



すぐにお風呂に飛び込んで眉毛だけ書いて

マスクして、髪も半乾きのまま家を飛び出す。






A「ああ！ブレスレット…！」






やらかしたぁ……。

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