keep hope alive ４ - 3JSB -

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、



臣「ん、」


A「ん？」






主語も述語も何もない、たった一言。



無論 訳がわからなくてその顔を見上げると

なんでもないような顔をして

箱をこっちに差し出している。






A「えっと、……これは…」


臣「お前早く着替えろよ〜。次仕事あるから」


A「え、ちょっと、」






E-girlsメンバーは帰って行き、

衣装から着替えてそれぞれ次の仕事等に向かうため

控え室へ消えていくTRIBEメンバー。



私だけのために用意された

彼らの隣の控え室に行こうとすると、

TRIBEメンバーの最後尾にいた臣さん。



それだけ渡すと

すぐに控え室へ消えて行ってしまった。






A「誕生日プレゼント…、なのか？」






確かに、さっきそれぞれメンバーにプレゼントを

たくさんもらって、

でも三代目メンバーからは

誰一人からもまだ何ももらってなくて。






A「ブレスレット…」






とりあえず控え室に戻って

臣さんからのプレゼントを開けてみると、

中には女性でも男性でも

つけられるようなデザインのブレスレットが。



うん。シンプルに趣味がいい。






人「A〜、出るよー？」


A「あ、はーい！」






ポケーッとブレスレットに見入っていると、

早くも着替え終えたらしい直人さんの声が

ドアの外から聞こえた。



慌ててブレスレットを箱に戻して、

バッグに入れて大量のプレゼントを

スタッフさんが用意してくださった

大きな紙袋に入れる。



さっと着替えてしまって、

セットされたままのヘアスタイルで

バンに乗り込んだ。






健「あっつ〜！暑ない？この車」


A「そうですか？」


健「お、おん、暑いわ〜。なぁ、みんな」


隆「暑い〜！」


剛「暑いっすね！」






バンが発車するなり

口々に暑いと言い出すメンバー。



慌てて着替えて慌てて乗り込んだとは言え、

少しも暑いとは思わない気候なのに。



変なの。






A「じゃあエアコンをつけてもらって…


E「いい！いい いい いい！大丈夫！こうやって腕まくれば、ね？」






なんなの…。

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