keep hope alive ４ - 3JSB -

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、



「以上で本日の撮影は終了でーす！」






スタッフさんからの掛け声に

それぞれはけていくメンバー。



三代目メンバーは

そそくさとセットのステージから降りて

スタジオから出て行ってしまった。






A「お疲れ様でした〜」






いつもなら撮影終わりに写真撮ろうと

迫ってくる先輩方も今日は寄って来ないため、

早々とその場を後にしようとしたのだが。






敬「はいA帰っちゃダメ〜」


A「え、あ、ちょっと、」






敬浩さんにほぼ無理矢理ステージ前へと

連れて行かれる。






A「え、なんで、」






私が振り返ったそこには、

地方に行っているはずのE-girlsメンバーが勢ぞろい。



そしてTRIBEメンバーがニコニコと笑っていた。






人「A、今日なんの日でしょう！」


A「今日？え、なんの日…」


人「この子自分の誕生日忘れちゃってるぅ！」


A「あ、誕生日…」






じゃあ、みんな…






Am「A、お誕生日！」


「「 おめでとーう！！ 」」






考えがたどり着くより先に、

兄さん方が持っていたクラッカーが弾けた。



驚いて声も出ないでいると、

直人さんの後ろから大きなケーキの乗ったワゴンを

押しながら出てくる健二郎さん。






健「お願い事して一気に吹き消せ〜！」






大合唱のハッピーバースデーの歌の後、

健二郎さんは超スマイルでそう言う。






A「え、お願い事、えっと、」


健「目瞑って、胸の中で！」


A「あ、はい」






一度だけお願い事を胸の中で唱えてから、

22本立てられたロウソクを

胸いっぱいに空気を吸い込んで吹き消した。

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