keep hope alive ４ - 3JSB -

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、



A「っ、わ〜…、」


健「って、ユニバちゃうんかい！！」






そう、健ちゃんのツッコミ通り、

ここは夢の国ディズニーランドだ。



仁王立ちする七人に対して、

Aはポケーッとシンデレラ城を眺めている。






人「いやぁ、ユニバは無理だよ。大阪、遠いもん」






さすがに東京駅に着いた時には

マジで大阪まで行く気なのかと驚いたけど、

ネズミたちが描かれた車両に乗った時には

ここに来ることはわかっていた。






人「でもほら、俺たちには夢の国があるじゃないか！すぐそこに！」


隆「今日人少ないっすね〜」


己「だな。平日の夕方っていってもまぁまぁ人多いのに」


剛「俺お腹すきました〜」


E「俺も〜。なんか買おうよ〜」


健「A、写真撮ろか！」


A「あ、はい」


臣「みんなで撮ろぜ」


人「おい！！聞け！！」






キリッと表情をつくった直人さんを無視して、

各々別の方向を向くメンバー。



お怒りの直人さんはさておき、

グッズである程度変装しといて、

シンデレラ城の前でハイチーズ。






剛「ちょっと俺お腹すいたって言ってるじゃないですか〜！」


E「ですか〜！」


人「わかったよ！！何か買おう？！それでいいでしょ？！」






三人が騒ぎながら少し前を行く。






臣「A、」


A「あ、はい」


臣「ちゃんと前見てねぇと危ねぇぞ」


A「はい」






隣を行くAは呆気にとられたように

ボンヤリと辺りを見渡しながら歩いている。



俺の声かけに一度は前を向いたけど、

あとはやっぱり辺りを見渡していた。






A「なんかあれですね」


臣「ん？」


A「ほんとに夢みたい」


臣「…、楽しいか？」


A「はい…！」

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