keep hope alive ３ - 3JSB -

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、



健「お前呑まへんの？」


A「お疲れ様です。はい、」


健「ふ〜ん」






それ以上会話が進むことはないんだろうなぁと

のんびり構えていると、

HIROさんの声が聞こえて、会場は静まり返った。






健「なんや？」






HIROさんは会場を見渡して私たち八人を確認すると、

嬉しそうに微笑んだ。






HR「ツアーが終わったばかりで申し訳ないんだけど、次のツアーが決定した。……、ドームツアーだ！」


「「 ！！ 」」






ザワッと一気に騒がしくなる会場。



メンバーは信じられないと言うように

互いに顔を見渡している。



私も、思わず山下さんを振り向くと、

彼も同じタイミングで私を見たようで

二人して目を剥いた。






HR「詳細はまだこれからだけど、君たちにはさらなる飛躍を期待しているよ」






じゃあ、後楽しんで



そう言ってHIROさんが中央からはけると、

会場はさらに歓喜の声に包まれた。






健「やばいやん…！やばいやんドームツアー！！よっしゃA！！ハイタッチや！」






興奮気味の山下さんは、

手にしていたグラスをテーブルに置いて

私にハイタッチを求める。






A「絶対、絶対成功させましょう！」


健「当たり前やろ！そらええツアーにしたるわ！」






勢いよく合わさった手のひらは少し痛かったけど、

それでもこの出まくるアドレナリンは

なかなか おさまらなくて。






A「やばい…」






夢にまでみたドームツアー。



しゃくりあげそうになる何かが、

胸の奥からあふれ出してくる。






健「A、またこれから、頑張ろな」


A「……はい！」

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