keep hope alive ３ - 3JSB -

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、



HR「Aの親権はもうあなたにはないはずだ。金輪際、Aには一切近づかないことを誓え。もし次Aや俺たちの前に現れてみろ。お前の人間としての生活は保証しないからな」


「あ？」


HR「Aの父親は俺だ。お前じゃない。わかったら消えろ」


「……、ﾁｯ」






見たことのないような威圧的な目のHIROさん。



ドスの効いた低い声に俺たちの方がビビる。






HR「A…っ、」


A「…ッ、」






両肩を抱え込み、

小さく蹲ったAがひどく体を震わせている。



そんな彼女を抱きしめるHIROさん。






HR「Aが自分の存在価値を見つけ出せないなら、いつでも俺のところへ来るといい。Aが生きてる意味が見つからないなら、すぐに俺のところへ来るんだ。何度だって教えてあげるから」






お前が、Aが生まれて来たこと、

それ自体に意味があるんだ。



だから、もう自分を否定するな。






この人は…。






臣「…っ、」






この人はなんて慈愛に満ちた人なんだ。






HR「A、もうわかってるんだろ？Aがいろんな人に必要とされていること。だからAは、自分の存在価値や生きてる意味を見出せなくても、懸命にもがきながら、生きてるんだろ？」






ホロリと頰に散ったのは、

間違えもない、俺の涙だった。






HR「親を拒否すること以上に、辛いことはないだろう」






だからHIROさんは、Aの言葉を待っていたんだ。

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