keep hope alive ３ - 3JSB -

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、



それは、俺らの夢のドームツアーが始まる

一週間前の話だった。






臣「あれ、HIROさん？何してんすか？」


HR「しー」






応接室のドアに、

HIROさんがもたれかかっているという

なんとも不思議な光景を目の当たりにした。



口元に人差し指を立てているあたり、

中の会話を盗み聞きしているんだな。






己「盗み聞きですか」


HR「まぁ、いろいろあって」






Aか。



心配しきった表情で中の様子を伺っているHIROさん。






人「二人きりなんて、危険は極まりないですよ…！」


HR「自らの危険は顧みない主義らしくてね」






手の焼ける子だ



困ったように表情を作るけど、

HIROさん、笑えてないっすよ。






HR「それでもいつかは彼女に必要な時間だからね。もしものことがあったらその時は…


『親に向かって偉そうな口聞いてんじゃねぇぞこのクソガキがぁ！！！！』


「「 …っ、」」






もしものこと、あったんじゃね？！



外まで聞こえた鈍い音の後、

以前聞いたことのあるおっさんの怒鳴り声。






剛「A…！」


HR「ダメだ。もう少し、もう少しだけ待ってやってくれ」






今にも部屋に入らんとする七人を、

HIROさんは鋭い眼光で遮る。






『てめぇが今！ここにいんのは！誰のおかげだと思ってんだよ！！てめぇに遺伝子わけてやった俺のおかげだろうが！！！』






ひでぇな。



なんつー親だよ。






HR「A…、」

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