keep hope alive ３ - 3JSB -

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、



HR「そうか。うまくいってるんだな」


A「うまくっていうか…、まぁ…」


HR「Aの口から三代目の話がでるとは、何事かとヒヤヒヤしたけど。順調に進んでるならよかったよ」






向かい合って食事を摂ったのは

デビュー前のあれ以来だろうか。



HIROさんから久しぶりに二人で食事しないか、

という誘いを受けて、ノコノコとやってきた。






A「なんで今日…、」


HR「…………、あれから、父親からの接触はあった？」


A「…っ、特になにも……」


HR「うちとしても、一応警戒はしてるんだけどね。やっぱり最後はA自身だから…。メンバーにもそろそろ話してもいいんじゃないかな」






プライベートで二人の時は ” 親子 ” として。



これは二人の中の暗黙のルールになっている。






A「メンバー、七人とも知ってる」


HR「話したのか？」


A「まぁ、若干無理矢理感はあったけど。あと、登坂さんは私がその事でPTSD持ちなのも知ってるよ」


HR「あいつが…」






HIROさんは、私の父親の話をするを嫌がる。



本人がそう言ったわけではないが、

その話になるといつもすごく嫌そうな顔をするから

すぐにわかるんだ。



普段はびっくりするようなことも

平然たる態度で言ってのけるというのに、

父親の話だけは

苦虫を噛み潰したような表情を隠さない。






HR「………そろそろ…、どうにかしなきゃいけないな…」


A「このままじゃ…ダメなの…？」


HR「今度いつ、またAが危害を受けるかわからない。それに……、俺はもういい加減Aをその鳥小屋から出してやりたいんだ」






もう十何年もあの男の影に惑わされて、

振り回されて。



もうとっくの昔に親権を捨てたような奴らの影が、

いつまで経っても私につきまとう。






HR「俺がどうにかできることじゃないから。Aが自分で終止符を打つんだ」






もう、終わりにしなきゃ。

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