keep hope alive ３ - 3JSB -

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剛「お前演技だけはうめぇのな」


A「岩田さんこそ。ディアシスターの大根芝居は何処へやら」


剛「ああ？なめてんのか」


A「そっちこそ。年下で女だからって馬鹿にしないでください」


剛「うっぜぇ！！マジうぜぇ！一回くたばれ」


A「天下の岩田剛典様がこんなんだと世の女子は泣き崩れますね」






帰りの移動車でも二人きりの後部座席。



言い合いは収まることなく、むしろデッドヒート。






「お前ら二人ともうるさい。仲良いのはいいけど、口の悪い罵り合いだけはやめてくれよ。世間様のイメージを壊しかねない」



剛「やめてくださいよマジで。こんなやつと仲良いとか死んだ方がましっす」


A「じゃあ勝手にご昇天ください」


剛「お前ほんとクソ生意気だな。お前が消えろや」


「やーめーろって！！」






助手席に座るマネージャーが

両手で両耳を塞いでいるのに対して、

運転手は困ったような笑みを浮かべていた。






剛「なんでこんなやつが三代目の中でも一、二を争うくらい人気なのか不思議でしかねぇんだけど」


A「偶然、同意見ですね」


剛「色気も可愛げもクソもねぇもんな。かわいそうなやつ」






ズンズンと争うように長い廊下を早歩きし、

バタンッとものすごい勢いでドアを開け放つ。






人「お前らうるっさくね？！ここまで言い争い聞こえてたけど？！いつの間にそんなに仲良くなったわけ？！」


「「 仲良くない！！！ 」」


健「俺には十分仲よさげに見えるけどな…」






スマホ片手に山下さんが呟いた。






剛「お前ほんと頼むから俺の視界に入ってくんな。うぜぇから」


A「そっちこそ」






心底腹が立った顔をして、

岩田さんは楽屋の隅に移動していった。






己「喧嘩するほど仲が良いって、言いますもんね」

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