keep hope alive ３ - 3JSB -

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、



A「お疲れ様。笑」


蒼「ほんとにライブ終わりなの？笑」






裕貴くんとありさちゃんを先に見送って、

次のタクシーを待つ間、

蒼汰くんは参ったように後頭部に手を回した。






A「ライブ終わりの方がむしろ元気だよ。笑」


蒼「そうみたいだね。笑」






私たちより疲れた顔の彼に思わず苦笑い。






蒼「でも、なんか認めてもらえたみたいでよかったや」


A「そうだね」


蒼「あ、来た」


A「じゃあ、気をつけてね」


蒼「Aもね」






クシャッ、と頭を撫でられて、目を伏せると、

唇に触れられた感覚。



驚いて目を開けると、

蒼汰くんが悪戯に微笑んでいた。






蒼「じゃあね」


A「……うん…………、」






何もこれが初めてではないけれど、

キスというものにはいつまで経っても慣れないなぁ。






「お見送り終わったー？」


A「、登坂さん」


臣「いい男じゃんねぇ、彼」


A「見てたんですか？」


臣「………いや、今来たとこ」






もうすっかり着替えまで終わらせた登坂さんの隣を

楽屋まで歩く。






臣「お前、結構笑うんだな」


A「え？」


臣「そんなにあいつがいいの？」


A「え………？えっと……、」


臣「や、ごめん。忘れて。てかシャワーも氷もまだだろ。早くしねぇと意味なくなんぞ」


A「あ、はい。すみません」






ふい、と前を向いてしまった登坂さんは、

今まで見たことないような真剣な顔をしていた。

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