第百十七話 変装は魔法で ページ25
◆監督生side
「だよね〜オレもめちゃ気になるんだよね!!
獣人族であるレオナ君達やモデルのヴィル君も気付かないってぐらいの凄さだもん!!」
「まず、変装してた理由を教えますね。彼女の母親にお願いされたからです。
アビィサァル家の子供は黒髪が高確率で生まれて来るんですけれど、Aだけ初の綺麗な銀髪、しかも女性であり大蛇の血を持って生まれてきました。
なので、変装させてくれと言われました。
"髪を切って男性らしくすれば良いのでは?"って、
言ったんですが…何故か怒られました。」
「そりゃ、女性だからよ。大切な子供の綺麗な髪を切るのは、心が痛むと思うわ。」
「……そう、ですか…」
何だろ…学園長のさっきの間と詰まり……一瞬だったけれど、顔が暗くなったような…気の所為かな?
うん、そうしよう。てか、私も頑張って伸ばした髪は切りたくないかな。
「なら、変装は難しいんじゃ…?」
「あ、Aは普通の変装ではなく、魔法で変装してました。昔、母国でよくやらされてたそうなので。」
「魔法!?そりゃ、ブロットが溜まりやすいよな…」
「そう言えば変装しながらって、授業中に魔法は解けなかったのかな?」
確かに。オルト君の言う通り、魔法は授業でも使う訳だし……変装しながら授業を受けるのって結構キツイと思うんだけど…解けるのも可笑しくはないと思う…
それに、ひとつのマジカルペンで、2つの魔法を同時に撃てるのかな?絶対に厳しそう……ツノ太郎ならいけるかもだけど。
「大丈夫だったそうですよ。先程言った通り、母国でも何回もされたので慣れてるようで。しかも2つの魔法を撃つのは、アビィサァル家では当たり前らしいです。
流石、闇の鏡が選んだ魔法士の卵です!!素晴らしいと思いませんか???やはり、Aは凄い子なのです!!!………ゴホン、失礼。つい熱が…」
「魔法であんなクオリティー……凄いわね…マレウスなら、あんなの簡単でしょ?」
「変装魔法と物理魔法は違う。僕には出来るかどうかは分からない。しかも、この僕でも分からない魔法量だったからな。さぞ、素晴らしい教育を受けたんだろう。」
ツノ太郎が笑った!!!私の前以外で笑った!!!
ツノ太郎とヴィル先輩が、Aさんの事褒めた!!いいぞ、もっと褒めてやって下さい!!!
◆
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ユユユ - 初めてコメントします!先日から読み始めたのですが、夢中になって一気に読んでしまいました!世界観が作り込まれていて、すごく面白いです!これからも頑張って下さい! (2021年10月14日 17時) (レス) @page50 id: 38e3ee99a0 (このIDを非表示/違反報告)
あぶら菜 - 黒鬼さん» 黒鬼様コメント有り難う御座います。そう言って下さり嬉しいです。応援有り難う御座います。更新、頑張りたいと思います(*^^*) (2021年7月2日 18時) (レス) id: 8019e5d7e3 (このIDを非表示/違反報告)
黒鬼 - このお話大好きです!じゃけぇ更新頑張ってください!! (2021年6月30日 20時) (レス) id: 02079f421c (このIDを非表示/違反報告)
あぶら菜 - サナさん» サナ様コメント有り難う御座います。そう言って下さり有り難う御座います。夢主が救われるまで更新、頑張りたいと思います(*^^*) (2021年6月5日 16時) (レス) id: 8019e5d7e3 (このIDを非表示/違反報告)
サナ(プロフ) - 面白いです!夢主が救われますように…!と思いながら更新楽しみに待っています! (2021年6月5日 14時) (レス) id: 4fce5af3ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あぶら菜 | 作成日時:2021年5月18日 17時