大蛇の血を持つNRCの生徒は、嫌われ者~2~【ツイステ】

第四十九話　戻って来た日常 ページ3

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『ただいま〜はあ……今日からまた1人か…』

「お帰り。今日からまた1人ってどう言う事だい？」

『あ、ゴーストさん。まあ、色々あってね…ユウちゃんとグリム君は、此処にもう来ないの。』

「そうかい……騒がしくなったのに、また逆戻りだな。」




あーあ。戻って来ちゃったや。

ユウちゃんとグリム君が居たから、楽しかったのになァ………寂しくなかったのに…しょうがない。さて、何しようか。今は食欲がないし……あ、あの2人のご飯、もう作らなくていいのか…

……一緒に髪を乾かす事も、一緒に洗濯物を畳む事も、一緒に笑う事も、一緒に寝る事も、一緒に……
酷いよなァ〜この世界は俺をどれだけ苦しませたら、気が済むんだろう。




『あーあ。今日は本当にツイテないな〜明日の授業の準備しよ。』

「他の事は俺達に任せな。あの2人はまた戻って来るさ。」

『有り難う。でも、戻って来る事はもう、無いと思うよ。』

「……そうかい？少しだけ、期待しても良いんじゃないかな。」




期待…ね。もう当分したくないし聞きたくもないよ。期待しただけ無駄って言うだろ？期待したって何も報われない。起こらない。変わらないんだから。現実を見る方がマシさ。

あーあ。今すぐ消えたい。死にたい。殺されたい。俺が生きてる意味ってなんだろう……虐めに遭う為？？この血を受け継がせる為？？生きる意味が有ればどれだけ楽なんだろう。




『禍々しい俺と私は、どうすればいいんだろう。』




……学校に行きたくないな、休みたいな…だけど、両親は許してくれないだろう。バレたら即終了だ。家で罰を受けるなら、此処で殴られ蹴られる方が随分マシだね。

此処は中学校じゃない。高校だ。単位もあるんだから、普通に行かなきゃな。嗚呼…夜がずっと続けば良いのに……それなら朝日を拝まなくて済むのに…

太陽と月……誰かが太陽で、俺は月って、ばぁばが言ってたな。誰だっけ？俺と似ている人だったような…あれ……その人って、居てたっけ？まあ、良いや。そろそろ寝よう。




『皆さんおやすみ……』




良い悪夢をミテネ＝)




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