混ざり合う色彩〜月下ノ笹〜

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your side





マルドゥクによると





「そのグローブは特殊な細工がされてあってな、
スキルを吸い取る力があるらしいんじゃ。しかも、………あ、やっぱり。GPSっちゅーおまけ付きじゃ」





『嘘、』




マルドゥクは前々からグローブを怪しいと思ってたらしい





スキルを一時的に止めるなら





スキル使い本人はやり方を知ってるはずって




「儂らだってずっとスキルを放出しとるわけじゃねぇ
じゃったらAもできるじゃろ」




自分がスキルを使えたのは





IUSの後で




その時に時政に





「これ、スキル使わない時に付けて。スキル放出しっぱなしになっちゃうから」




と言われ渡された




『嘘ついてたのかよ…』





「となると、5年もの間、ずっと取られ続けてた、っちゅーことか。…異様に疲れる時とかなかったか？」





『あったよ、1時間使っただけでヘロヘロ。だから鍛えて、今の状態』




「強靭じゃな、お前は」




二人で話し込んでいると





グローブを解析していたエーノット





clockについて調べていたジョーから呼び出しが





「このグローブえげつねぇ」




『何がわかったの？』




「スキル貯めたやつを違う場所に転送する機能がついてる、だからこれはあくまでスキルを吸い取るためだけの道具ってことだな」




「あと、こっちでもわかったことがある」




「なんじゃ、ジョー」




「今度接触がある。ブルーシールドとclockの。」





「『！！』」




「場所はそんなとこにあるはずないでしょって感じの渋谷、原宿。」




「うわ、若者の街にブルーシールド…笑」




「ここの雑居ビルにて接触がある可能性大だよ」





「わかった、じゃあ儂とSCREWが________________」





「俺も行かせてくれ、マルドゥク」





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