混ざり合う色彩〜月下ノ笹〜

#66 ページ22

your side





『時政…っ、』




時政はもう、…帰ってこないんだ…




「なぁ、SCREWよ…もしこの私が超東京を制するためにまた一から構築するとしたら、我々ができると思うか？」






『スキルでぶっ殺す、』





「おぉ、いい心構えじゃないか？笑
じゃあ次の質問だ…ROWDY SHOGUN含む超東京のスキル使いが住民の敵、となったら我々が有利だとは思わんかね」





『お前まさか「世論形成でお前らスキル使いを社会的に抹殺することになっているのだよ」





前々から私たちスキル使いを監視し種を集め
世論形成に至った___





『とことんクズだな』





「なんとでもいえ、
私はもう常人(・・)ではなくなった。
なんでもできるんだよ…」





ニヤリと笑うイヌイがキモすぎて内容が入ってこない




『常人ではなくなった、ってどういう意味だよ』






「べらべらと他人に話すものではないがな
要するにそういうことだと察しろ」





全く察せない時だった。






「「「「SCREW！！」」」」





本部の窓ガラスを突き破って




「また会ったなイヌイ」とゼロ



「まだそんなとこいるのか、SCREW」とルプス



「団長の仇はとる…っ、」とイタル



「イヌイ…お前は絶対許さねぇ」とクロード




『あんたら…、』




「早くそんなとこから出て下降りろ、心配させやがって」





『ルプス…』





「ここは任せろ」「あぁ」「お前が1番狙われてるからな」





『ありがとう…みんな、っ』




どうにか拘束を解き、降りようとした






「みすみす獲物を逃す私ではない…っ」





イヌイは隠していた月下ノ笹で





『…っあ、…』





私の鳩尾を突いたのだった







.

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