混ざり合う色彩〜月下ノ笹〜

#56 ページ12

your side









「っち、くそ」





『そんな怒らないでよ』





マルドゥクがイラついてる理由(というかキレてる)




それは





『ごめんって、仕方ないじゃん？若者の街、原宿だぜ？』





「じゃからってここまでする必要あるかって」




「俺らの歳じゃアウトじゃないか？SCREW」





『それ言ったらサルトビに申し訳ないから』





ルプスの格好は高校生で(なぜに)




私は休日のJK的な服装




マルドゥクは…ほ、っ、ホスト…笑
(invisible loveの衣装と思ってもらえれば！)





「儂だけなぜこんな目に合わんといけんのじゃ…」





「というか、美容師の腕も伊達じゃないなSCREW」






『元々はそっちが本業だったからね』





「ｯﾁ…ジョーから伝達された時刻はいつじゃ？」




『んー、８』




「8時、か…妥当な判断とも言えるな」





「朝早くから行っても怪しまれるだけじゃしな。
取引とも言ったったが…もしかしたら他のやつとも絡んでる可能性もある。気をつけろよSCREW」





『お気遣いどうも』




「それまで３時間は余裕であるぞ」




『じゃあそれまでは3人で羽休めといきましょ』




「そうだな(Aと行ったことなかったな…デート？とやらを…)」






「蕎麦が食いたいのぉ…(この短時間でAに対する思いがなんなのかを突き止めてやる…)」








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