花言葉 ページ40
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夢を見ていた
目の前に見えるのは、慎の後ろ姿だった
「俺、ずっと好きだったよ」
顔を見なくても分かる悲しそうな声色が伝わる
わたしは言葉を返そうにも、声が出なかった
「ずっと、ずっと、好きだった」
やっと、こちらを向いた慎は
声とは全く違って、笑顔だった
「彼女が途切れなかったのは、貴方を必死に忘れようとしたからなんだよ」
少し俯いた彼が、そういった
「弟みたいに可愛がってくれて、嬉しかった
でも、俺は貴方に愛されたかった」
震える声で、必死に伝えようとする慎に
私は手を伸ばした
でも、触れようとするたびに慎の存在がどんどん遠くなっていく
「俺は、自分勝手だよ
生きてて忘れられていくより、
貴方の目の前で死んで忘れられない記憶になりたかった」
狂気そのものを内に秘めた彼は、まだ笑っていた
「愛してたよ、Aちゃん」
彼が、私の本名を初めて呼んでくれたところで
意識は、現実の世界に引き戻された
慎ではない聞き慣れた声が、私を呼んでいる
ゆっくり開かれた視界には、白い天井と私の愛する人が映った
でも、私の脳裏には慎の笑顔がこべりついていた
『ま、こと』
ごめんね、慎
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ニコ(プロフ) - は せ ま こさん» ありがとうございます！確認不足で申し訳ありません…。訂正させていただきました（ ; ; ）温かい言葉をいただけて嬉しいです♪このお話が少しでも癒しになれますように頑張りますので、どうかご自愛くださいませ。 (2020年4月30日 1時) (
レス) id: 4f2dd65541 (このIDを非表示/違反報告)
は せ ま こ(プロフ) - 楽しく拝読させて頂いております！！「花言葉」の途中の慎くんのお名前が「誠」になっています（汗）本当に好きなお話なのでこれからも無理のない程度で頑張ってください！もちろんコロナ等の体調にもお気をつけ下さい(^ ^) (2020年4月30日 1時) (レス) id: accb789cf9 (このIDを非表示/違反報告)
ちょりこ(プロフ) - ラブラブ感が溜まりませんね！続き気になるので楽しみに待ってます！ (2020年4月19日 9時) (レス) id: 5d7662bc4f (このIDを非表示/違反報告)
ニコ(プロフ) - 紫天さん» ありがとうございます(>_<) 是非これからも宜しくお願いします♪ (2020年4月18日 18時) (レス) id: 4f2dd65541 (このIDを非表示/違反報告)
紫天(プロフ) - ほんとにこの作品、大好きです。これからも、更新を楽しみに待っていますので、これからも頑張ってください。 (2020年4月18日 17時) (レス) id: 48900e4f02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ニコ
| 作成日時：2020年1月12日 21時
