白昼の星 ページ29
・
ゆっくりと目が覚めて、目の前にはいつもと違う景色と温もりを感じる
私の腰に回るのは、壱馬の腕
まだ眠っている彼を起こさないように
そっと、起き上がって携帯で時間を確認すると
もうすでに正午を過ぎていた
『…壱馬、おきて』
「ん、…A？」
『おはよ、』
腰に回されたままの腕は、先ほどより強く私を抱き寄せた
『まだ寝とく？』
「んー…」
まだ目が覚めていないようで、曖昧な返事をする壱馬
『ご飯作るから、ちょっとまってて』
絡まった腕をするりと解いて、キッチンへ向かい
冷蔵庫を開けてみれば、ほぼ何も入っていなかった
「…なんもねえだろ」
目を擦りながら起きてきた壱馬は、
生活感のなさに驚く私を見て苦笑していた
『本当に何もないじゃん』
「まあ夜は店に居るし、
朝昼あんま食わねえからさ」
眠たそうに後ろからハグをしてきた壱馬
横を見れば、大好きな彼が私の肩に顎を乗せて目を瞑っていた
後ろから回った腕をぎゅっと握って
『ねえ、ちょっと買い出しいこ』
そう言えば、
んー、と眠たそうに返ってきた返事
でも、ちゃんと洗面所に向かってる猫背な彼の後ろ姿には
高校生の時の彼の面影が、あった
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ニコ(プロフ) - は せ ま こさん» ありがとうございます！確認不足で申し訳ありません…。訂正させていただきました（ ; ; ）温かい言葉をいただけて嬉しいです♪このお話が少しでも癒しになれますように頑張りますので、どうかご自愛くださいませ。 (2020年4月30日 1時) (
レス) id: 4f2dd65541 (このIDを非表示/違反報告)
は せ ま こ(プロフ) - 楽しく拝読させて頂いております！！「花言葉」の途中の慎くんのお名前が「誠」になっています（汗）本当に好きなお話なのでこれからも無理のない程度で頑張ってください！もちろんコロナ等の体調にもお気をつけ下さい(^ ^) (2020年4月30日 1時) (レス) id: accb789cf9 (このIDを非表示/違反報告)
ちょりこ(プロフ) - ラブラブ感が溜まりませんね！続き気になるので楽しみに待ってます！ (2020年4月19日 9時) (レス) id: 5d7662bc4f (このIDを非表示/違反報告)
ニコ(プロフ) - 紫天さん» ありがとうございます(>_<) 是非これからも宜しくお願いします♪ (2020年4月18日 18時) (レス) id: 4f2dd65541 (このIDを非表示/違反報告)
紫天(プロフ) - ほんとにこの作品、大好きです。これからも、更新を楽しみに待っていますので、これからも頑張ってください。 (2020年4月18日 17時) (レス) id: 48900e4f02 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ニコ
| 作成日時：2020年1月12日 21時
