うちにおいでよ～EXO～2 (ページ36)

今日:17 hit、昨日:1 hit、合計:60,470 hit

82 ページ36

ギョンスと付き合って１週間。

ジュンミョンさんには会ってない。

週末になり、夜遅くなってギョンスは家にやってきた

気まずさは時間が解決してくれたようで、少しは和やかな雰囲気にホッとした

「何か食べる？」

「食べてきました」

なんだか小腹が空いていて、一緒に夜食を作る

適当なようで適当でないギョンスの料理はとても美味しい

「ヌナ、これはこうやって、」

「はーい。これはどのくらい煮込むの？」

「そうですね。10分くらいかな」

その間、ソファに座り

ギョンスの好きな音楽をかけた

ギョンスはボソッと呟く

「今日、ジョンデに会いました」

「えっ？ジョンデに？？」

「はい。チャニョルとベクと友だちみたいで、今日遊びに来てみんなで飲みました」

「あぁ……そうなんだ」

ジョンデはわたしのこと、どんなことを話をしたのだろうと内心ヒヤヒヤしたのは確か。

「ジョンデはヌナのことが好きなんだって」

「はっ？な、なに？」

社内で噂になったことはあるが、まさかジョンデがわたしのことを？

「笑顔が好きだって」

「あー、ハハッ。そっか」

「あとはね、」

なんとなく聞きたくないような気がした

「ジュンミョンさんと話をさせてくれって。ジュンミョニヒョンのこと、まだ気になるんでしょ？」

真っ直ぐ見つめる大きな目に、わたしはただ頷くしかなかった

「僕はいつでも待ってるからね」

鼻の奥がツンとしたけど

ここで泣くのは違うような気がしたから、グッと我慢した

それから一緒にテレビを見ながら夜食を食べて、明日のことを話した

本を買いに行く約束をして、わたしはベッドで、ギョンスはソファで寝た。