うちにおいでよ～EXO～2 (ページ18)

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ギョンス side

僕の隣に微妙な距離を置いてソファに座る華雪ヌナ

この距離が僕らを物語っているようで、何だか嫌だ

「さっき、セフナがいました？」

「えっ！う、うん。いたよ。ベッドで寝てた」

「ベッド？誰の部屋の？」

「……わたしの」

アイツわざとに決まってる！わざとヌナの部屋に。

「で。何かありました？」

聞いたくせに、その答えを聞きたくない自分もいて。

ヌナは俯きながら答えてくれた

「わたしさ、最低なんだよ。セフナを見ると元カレを思い出すし、ジュンミョンさんのことは忘れられないし、」

あぁ

やっぱり聞きたくなかった答えだったかも。

「セフナはいつもわたしのことをからかって。でもわたしはいつもギョンスに甘えてばかりで、」

泣いているような怒っているような。

話に脈絡がないから、ヌナもいっぱいいっぱいなんだろう

そんな雰囲気だった

解決策はひとつしかない気がする。

「ヌナ」

「ん？」

近付いて、すぐ隣に座り直した

近くで見たヌナの目は少し赤かった

伸びた前髪はあと少しで目にかかりそう

僕はその前髪を、両手で真ん中から分けながら

そのままおでこにキスをした

「お願い。僕を好きになってよ」

それが例え

ヒョンやセフナ、元カレを忘れる口実であっても。