うちにおいでよ～EXO～2 (ページ17)

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ギョンス side

本当に華雪ヌナはジュンミョニヒョンのことがすごく好きだったと思う

チャニョルが嘘をついて、僕とヌナが2人で出掛けた時にヌナのことは諦めようと思った

ヒョンには到底適わないし

なんせ2人はお似合いだったから。

でも2人は、付き合わないという結論に至った。

ヌナのことをもっと好きになってしまった僕に出来ることはなんだろう

行かないで、と甘えても

1人になりたいと言われたあの時に

強く引き止めて、抱きしめてもよかったのかな

ヌナが出て行って、たまに連絡をしても素っ気なかった

たぶんまだジュンミョニヒョンのことが忘れられないんだって、そう思ってた

今日は久しぶりにヌナが帰ってくる

チャニョルはいつも気を使ってくれて、申し訳ないな……

こうしてヌナを家に呼んでくれた

僕より先にヌナに会ったことは悔しいけど。

そんなことを考えながら歩いて、もう少しで家に着くというところ

玄関から勢いよくセフナが出てきた

顔はよく見えなかったけど、あれはたぶん、怒ってる。

ヌナがいるはずなんだけど

まさか。何かあったかな。

家に入りリビングへ

ソファに座ってるヌナが見えた

「華雪ヌナ？」

「あ、ギョンス！久しぶり」

ニコッと笑うその顔はいつもと変わらなくて。

少し痩せているのに気付いたけど、敢えて言わなかった

その理由はわかっているし。

「ごめん、まだごはん作ってない……」

「じゃぁ一緒に作りましょう」

久しぶりだなぁ、なんて言いながら時々僕の顔を見る

「ヌナがいないと、何もしない」

「わたしが来る前はどうしてたの？」

と言って笑ってた

本当だよ。何も手につかないんだ。

チャニョルから『ちょっと遅れる』と連絡がきた

ベクを拾って家に来るらしい

ベクが来るのか。賑やかになりそうだ

さっきのセフナのことが気になっていたので、この場が賑やかになる前に聞いておこうかな

いや、どうしよう……あー、どうしよう

「あの、ヌナ、」

「何？」

「ちょっとソファで話しませんか」

「ふふ、またお説教？」

僕がこれから何を話すか

もちろんわかってないだろうな