第６０話【ひっさつぅ！】 ページ11
*
「あ？なんだお前」
「話聞いてんのかおら！」
男たちは彼女の顔を掴む。彼女は掴んだ男の額を自身の額で殴る。殴られた男はぶっ飛んで気絶した。
『あれ、5倍にしてもこの程度なの』
彼女は自身の力の無さに呆れた。
拘束されていた手足の鎖を燃やし、身体を伸ばす。
「お、おい！魔族の使う魔法とやらを封印する鎖だったろ！？」
『知ってるかしら？その鎖は魔族が魔族を殺すための魔法道具なのよ。つまりその魔法道具よりも強い力の持ち主ならそんなの関係ないの。まぁでもそれを作った人はなかなかの強さね。魔法を上手く使いこなせていないあたしは敵わなかったわ』
彼女は男たちを見る。
異様に人数が多い。杖を呼び、構える。男たちは皆銃は持っておらず刀。銃を使ってくれるなら一掃できるがそうでないなら杖だと1人ずつ殺るしかない。
『ねえ、記憶も戻ったからさ。記念としてとびっきりの魔法使って良いかしら？良いわよねぇ？？』
男たちはまずいと逃げていく。彼女は詠唱をした。逃げる男たちは知らない。今更逃げたってこの魔法には関係ない。
『究極魔法【インフェルフォレス】！』
瞬間、辺りが滅んだ。
木々も建物も人も全部。
究極魔法は本来の魔法とは違い詠唱をすることによって発動する魔法。その威力と範囲は通常の魔法と比べ物にならない。
ただし、使うと身体が動かせないのが難点だ。
『……ふぅ』
彼女も身体が動かせないでいた。
跡形もなく滅んだ建物。彼女は暮れゆく太陽に照らされて倒れた。
第６１話【すごさ】→←第５９話【思い出すのは唐突。そう、例えばゴ○○ムの実を食べてる最中とか】
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 196人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「HUNTER×HUNTER」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ﾄﾞﾛｰﾝｺﾏﾐﾚ(プロフ) - めちゃ面白いです。 (2019年7月18日 6時) (
レス) id: 2653006338 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 初めまして。みやちゃんさん、マナと言います。わがまま×お嬢様すごく面白いです！次の更新楽しみにしています！無理しない程度に頑張ってください。 (2019年7月15日 0時) (レス) id: 5e4d5a9486 (このIDを非表示/違反報告)
桜綴(プロフ) - 更新頑張って下さい！応援してます！ (2019年6月2日 15時) (レス) id: eaaab171d0 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：永遠の18@みやちゃん | 作成日時：2019年4月30日 19時
