第５７話【他人の恋愛話は皆好き】 ページ8
*
『ミカちゃんの家に泊まりに行ってくるわ！』
そう言って彼女が出たのは何時間前だろうか。
その場にいたマチが止めようにももうそこに彼女はいなかった。Aはたまに行動が早い。
「あれ、Aは？」
帰ってきた人たちは皆そう言う。
マチの言葉を聞くと皆明らかに落ち込むのだ。なんて分かりやすい。
「明日には帰ってくんだろ」
そう言いながらウボォーギンやノブナガは飲み始める。こいつらいつか酔い潰れて良からぬことでもしちまえ。マチはそう思いながら彼らを軽く睨んだ。
「Aは将来美人になるぜ」
「可愛い系になるに決まってる」
ウボォーギンとノブナガはAの将来について話し始めた。広間にはなぜか全員がいる。
「Aは絶対ツンデレ系お嬢様になるね！」
シャルナークが確信に近い表情で言う。それに皆は賛同した。
「あいつ将来碌でもない奴になるに決まてるよ」
フェイタンはそう言いながら酒を飲む。
「そういやよぉ、フェイタンってやっぱAのこと好きなのか？」
フィンクスがフェイタンに聞く。
フェイタンは誰よりも彼女を見ている。それは旅団メンバーのほとんどが思っていることだ。
「なに言てるか。ワタシあんなガキ好きになるほどロリコンじゃないね」
「でも前の致命傷、Aとどう仲直りしようか悩んでてやられたんだろ？」
クロロが聞くとフェイタンはむせた。
なぜバレている。そういう反応だ。ちなみにクロロのこれは推測であって本当にそうだったとは思わなかった。
「やっぱ好きなんじゃねえか！」
「なにバカ言うか。ワタシあんなくそガキ好きじゃないね」
ウボォーギンの言葉に向けてフェイタンは立ち上がり反論する。
「もしAが同じ歳くらいだったらどうする？」
シャルナークがフェイタンに尋ねる。
「は。その時は考えてやてもいいね」
「やっぱ好きなんじゃねえか！！」
「お前2回も同じこと言わなくていいよ！次言たら殺す！」
Aのことを知っているパクノダはフェイタンを見て微笑んだ。
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ﾄﾞﾛｰﾝｺﾏﾐﾚ(プロフ) - めちゃ面白いです。 (2019年7月18日 6時) (
レス) id: 2653006338 (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 初めまして。みやちゃんさん、マナと言います。わがまま×お嬢様すごく面白いです！次の更新楽しみにしています！無理しない程度に頑張ってください。 (2019年7月15日 0時) (レス) id: 5e4d5a9486 (このIDを非表示/違反報告)
桜綴(プロフ) - 更新頑張って下さい！応援してます！ (2019年6月2日 15時) (レス) id: eaaab171d0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：永遠の18@みやちゃん | 作成日時：2019年4月30日 19時
