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5-NJ ページ5

ここは、リーダーとして、自分が何とかしなければならない。

だがしかし、この状況を打破する術は、生憎自分には持ち合わせていなかった。

新しい宿舎への荷物運びを、着々と終わらせていく。

どこか、ソワソワとした様子のジニヒョンが、


「おー、ちゃんと片付けてるかー?」


様子を見にきたヒョンに、すかさず声をかけた。


SJ「ヒョン..!あの子は、もう、来てるんですか..?」

「ん?ああ、Aか?昨日から入ってるって、ジェリから聞いたぞ..多分、この時間だから、大学にでも行ってるんだろ」


へえ、大学生なのか..

ジョングクと1つしか違わない、と言っていたが、そう言えばジョングクは、1年遅れて高校に入学していたのを忘れていた。

あまり興味を示していないであろうユンギヒョンは、黙々と片付けを進めていく。


NJ「..ヒョンは、あの子のこと、知ってたんですか?」

「いや、ジェリから..どうだろうな、2,3年前かな..」


目線を斜め上に向けて、思い出す仕草。


「アイツの旦那、日本人だろ?その旦那さんの親戚を養子にしたって話は聞いてたんだが、その養子がAだってことは、今回初めて知ったよ」

YG「へえ、養子なんだ」


突然会話に参加したユンギヒョンに、若干びっくりする。


YG「でも、わざわざこっち(韓国)に来てまでか?」

「俺もその辺の詳しい事情は知らないんだよなぁ」


知りたかったら、ジェリに直接聞いてくれ、と次の部屋の様子を見に出て行ってしまった。

..養子縁組で、わざわざ、日本から韓国へ来た..。

確かに、ユンギヒョンの言う通り、どうして韓国へわざわざ来たのだろうか?

ジェリヌナは元々、日本でダンストレーナーをしていて、そこで今の旦那さんと知り合って結婚した話は知っている。

どうしてジェリヌナは、韓国に戻ってきたのだろうか?


SJ「ナムジュナ〜?」


考え事をしすぎたようだ。

僕の目の前で手を振るジニヒョン。


YG「お前、1番片付けるの下手くそなんだから、テキパキやれ」


ユンギヒョンの厳しいお言葉をありがたく受け止めて、止まっていた手を再び動かし始めた。

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作者名:エヌ | 作成日時:2020年12月31日 16時

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