[12] ページ29
sm side
図書室行く組となったNakamuときんとき。
………あ、きりやんもか…。
外で待ってる俺らのほうをきんときは振り返って、
kt「それじゃあ、行ってきます」
と言って向かって行った。
俺は右手にシャベル、左手に太郎丸の状態で、
シャークんは右手で手を振り、左腕に先程買った
バケツをぶら下げつつ、うんまい棒を食べながら
彼らを見送った。
sm「いい加減うんまい棒やめないか…?」
shk「れんひょふる(善処する)。」
俺は問いかけたが、シャークんは口では言うものの、
やめる気は無さそうだった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
kt side
俺は懐中電灯で本棚を照らして本を見る。
kt「教科書と問題集…と。」
nk「流石きんとき、勉強熱心だね」
kt「いいや、これはNakamuの分だよ?
この間、数学分からないって言ってたでしょ?」
そう言うと彼は嫌なのかピシリと固まった。
nk「ぁ…ぅ…おっ、俺も本探してくるねーっ!!」
kr「あぁ、待って!!」
勉強から逃げるためか
勝手に走っていった彼を呼ぶ。
kt「Nakamuっ!!一人で先に行っちゃ…!!」
その時。嫌なうめき声が耳に届いた。
それにハッとする。
間違いない。これは“かれら”の声。
「ゥ"ァ…ァ…」
微かに聞こえる声に、辺りを懐中電灯で照らす。
注意深く辺りを見渡していると、
後ろに背筋の凍るような、何かの気配と動きを感じた。
kt「っハッ、!!」
思わず息を飲み後ろを見ると、
右側の真横の本棚とその奥の本棚の間の方に、
血に濡れたワイシャツを一瞬だが、確かに目にした。
俺はただ呆然としていた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
nk side
マンガコーナーについて、周りの本棚を見る。
nk「!!これ面白そうかな」
そこにきりやんが走って来た。
kr「はぁっ…!」
nk「お、きりやん!」
kr「こらこら、一人で急に走りだすな!
きんときもビックリしてただろ?」
nk「うぅ、ごめんなさい…」
正論で何も言えない…
kr「さ、皆と合流しよ?」
nk「はーい…!
あれっ?」
きりやんに返事をしたら、何かを見た。
きりやんが振り返ると、
ちょうどその何かがスゴく近くの通路にいた。
nk「おばけ…?っむーむ!」
ポツリと思わず呟くと、
きりやんは俺の口を手でふさいだ。
そのまま、おそるおそる後ろに下がる。
本棚の影に隠れる時、オバケがこっちを見た気がした。
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愛宮リリー(プロフ) - 奏<そう>さん» まぁ、「断片的に」知ってるってだけですもんね…結構来ますよね…色々話したいので今度ボードに突撃します((( (2023年1月28日 19時) (
レス) id: 35cd5650de (このIDを非表示/違反報告)
奏<そう>(プロフ) - 愛宮リリーさん» ですねぇ…断片的に情報知ってたとしても結構来ますし… (2023年1月28日 19時) (レス) id: 4d184c9d16 (このIDを非表示/違反報告)
愛宮リリー(プロフ) - 奏<そう>さん» そーなんだよなぁ、がっくらは「わぁ、このアニメのキャラ可愛い！OPも可愛いし本編もふわふわした感じだから平和なアニメなのかな〜？」って思ってる人や小さいお子様を真逆の思考にさせる初見殺しのホラーアニメやから(( (2023年1月28日 19時) (レス) id: 35cd5650de (このIDを非表示/違反報告)
奏<そう>(プロフ) - 愛宮リリーさん» 初見のときはまさかあんなにどんどんと心にダメージを負うなんて、我々は知るよしもなかったのだ…(便乗) (2023年1月28日 18時) (レス) id: 4d184c9d16 (このIDを非表示/違反報告)
愛宮リリー(プロフ) - そう、「今は」ね… (2023年1月28日 18時) (レス) id: 234445217d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：奏（腐っているヲタク） | 作者ホームページ：http
作成日時：2022年12月13日 18時
