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3章 ページ7

しかし、翌日のことでした。
「た、大変だ!リンさん!」
ワシが突然リンのところに飛んできました。いつものキザったらしい感じはなく、何やら焦った様子です。
「どうしたの?ワシさん」
「こ、この森に…人間が入ってきたんだ。しかも、どうやらキミのことを探しているみたいで…」
「ええっ!?」
人間界では、リンは行方不明者扱いされていたのです。リンを憎んでいた母親が、娘が消えたことを喜んでいたのを見て不審に思った近所の住民が警察に通報し、捜索願が出されたからです。

「どうして人間(あいつら)が私を探しているの?私のことは嫌いだったんじゃなかったの?」
「それは分からないが、とにかく今は森の中を歩き回るべきではない。見つかる前に早く隠れるんだ!」
「う、うん!でも、どこに隠れたらいいの?」
「それなら心配いらないわ!」
「あ、ウサギさん」
「ここはアタシたちに任せて!」
「?」
「みんな、出てきていいわよ!」
ウサギがそう言うと、たくさんの動物たちが姿を現しました。
「みんな、来てくれたの?」
「当然や。リンはんはワイらの家族やさかい!」
「ヘビさん…!」
「さぁ、リンちゃん。アタシたちについてきて!」
「うん、ウサギさん」

リンはウサギたちに案内され、ある場所へと向かいました。そこは大きな洞窟の中でした。
「ここが良い隠れ場所なのよ」
「すごく広い…!」
「ここでしばらく身を隠すといいわ」
「分かった。ありがとう、みんな」
「気にせんでええよ。ワイらは当然のことをしたまでや」
「きひひ。みんなしてここに来るなんて珍しいナ」
コウモリがやってきました。
「あらコウモリくん。あなたも来てくれたのね」
「まあネ。リンチャンには色々助けてもらったし、たまには恩返ししないとだからナ」
「そうね。偉いわ、コウモリくん」
リンが来てからというもの、森の動物たちは以前に比べて活気づいていたのです。

「リンちゃん…くれぐれも気を付けてね」
「何かあったら、すぐに吾輩たちに知らせるんだヨ?」
「うん。みんな、本当にありがとう!」
こうしてリンは動物たちの協力のもと、身を潜めることになりました。

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設定タグ:AIのべりすと , 女主 , オリジナル   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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フェリシア(プロフ) - よるいろさん» いえいえ!こちらこそ読んでくださってありがとうございました! (7月11日 22時) (レス) id: a635426397 (このIDを非表示/違反報告)
よるいろ(プロフ) - イベント参加ありがとうございます。評価・コメント失礼します。動物たちのほのぼした話かなと思っていましたが、それだけではなくとても面白かったです。土曜日の更新も楽しみにしています。素敵な作品をありがとうございました!! (7月11日 22時) (レス) @page14 id: 76109380ec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:フェリシア | 作成日時:2023年7月8日 19時

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