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「馬鹿なこと言わないの!」
「えっ?」
今度はリンが目を点にしました。
「リンちゃんがいてくれるからアタシたちも毎日が楽しいのよ!確かに人間は怖いけど、あなたが優しい人なのは十分に知ってるんだから!」
「人間だろうが関係ない。リンちゃんは僕たちの大事な家族だよ!」
「…ほ、本当に?」
「そうよ!何なら…そうだわ!今からアタシたちについてきて!」
「う、うん」

ウサギたちについていくと、そこには多くの動物の姿がありました。ウサギは彼らにリンの事情を説明します。
「…というわけなんだけど、みんなどう思う?」
「そんなもん決まってるっすよ!リンちゃんは間違いなくこの森に必要な存在っす!」
アライグマは力強く言いました。
「そうね。リンちゃんも私たちにとってはかけがえのない仲間よ。そうよね?」
「ええ、そうですよ!」
小鳥たちは優しい表情で言いました。
「リンがいなくなるなんて考えられないよ〜」
クマは悲しそうに言いました。
「ワイもや!リンはんは絶対に必要やで!」
ヘビは強い口調で言いました。
「そうじゃな。そもそも、リンにこの森に住むように促したのはわしじゃ。だからわしも、そしてみんなもお前さんの味方じゃよ。安心せい」
フクロウが諭すような声で言うと、他の動物たちも賛同するように頷きました。

「み、みんな…!」
「リンちゃん。あなたの居場所はこの森よ!」
「もう我慢する必要はないんだ!」
「辛かったらいつでも相談に乗るからね!」
ウサギ、リス、キツネもそう言うと、リンは動物たちの優しさに触れたことでその場に泣き崩れてしまいました。
「う、うううう〜〜〜!みんな優しすぎる〜〜〜!人間とは大違いだ〜〜〜!」
「よしよし。今までよく頑張ったわね」
「いっぱい泣いていいんだからな!」
「辛かったら無理しないで、いつでも頼ってくれていいんだよ?」
動物たちはリンを取り囲んで慰めました。中には彼女の身体によじ登って頭を撫でたり、抱き着いたりしている動物もいましたが、リンは嫌がりませんでした。むしろ、その温もりに心から感謝していました。
「ありがとう…ありがとう…!私も、みんな大好きだよ!!」
こうして、リンは森の動物たちと更に仲良くなりました。

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設定タグ:AIのべりすと , 女主 , オリジナル   
作品ジャンル:ファンタジー, オリジナル作品
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フェリシア(プロフ) - よるいろさん» いえいえ!こちらこそ読んでくださってありがとうございました! (7月11日 22時) (レス) id: a635426397 (このIDを非表示/違反報告)
よるいろ(プロフ) - イベント参加ありがとうございます。評価・コメント失礼します。動物たちのほのぼした話かなと思っていましたが、それだけではなくとても面白かったです。土曜日の更新も楽しみにしています。素敵な作品をありがとうございました!! (7月11日 22時) (レス) @page14 id: 76109380ec (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:フェリシア | 作成日時:2023年7月8日 19時

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