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「…ここは?」
目が覚めると、リンは懐かしく嬉しい気持ちになりました。なぜなら、そこはかつて動物たちと暮らしていた森だったからです。
「戻ってこれたんだね…!」
するとそこへ、1羽のフクロウが飛んできました。
「あ、フクロウさん」
「お帰り、リン。みんなお前さんを待っておるぞ。さぁ、ついてきなさい」
「うん!」
フクロウに連れられると、森の動物たちみんながリンを出迎えてくれました。リンは1匹1匹の名前を呼びながら彼らと対談していきます。
「リンちゃん、お帰り!」
「ウサギさん、ただいま!」
「またオイラたちと一緒に暮らそうな!」
「うん、リスさん」
「今度はもう、離れ離れになることはないよ」
「キツネさん…!」
「リンちゃ〜ん!こっちよ〜!」
「私たち、ずっとあなたのことを待っていたんですからね!」
「でも、無事に戻ってきてくれて安心しましたわ」
「小鳥さんたち。私もみんなのことをずっと思い出していた」
「僕とネズミ、そしてリンで晩餐会開くって約束、果たそう!」
「おれもずっとそれを楽しみにしていたからね!」
「私もずっと楽しみにしていたよ、シカさんとネズミさんと一緒に料理を作ることを」
「いやぁ〜!リンはんとまた会えるこの時をどんだけ待ち侘びてたか!ワイ、今ほんまに嬉しい気分やねん!」
「私もヘビさんと同じ気分だよ」
「リンが戻ってきたからボク、嬉しすぎて眠くなってきた〜」
「あはは…クマさん、逆なんだ。嬉しすぎて眠気が覚めたんじゃなくて」
「愛しのマドモアゼル、リンさん。今度こそはボクからの愛をたくさん受け取っておくれ!」
「ワシさん、相変わらずだな〜」
「この森に必要なリンちゃんが戻ってきた。俺は感動して泣きそうっす!」
「アライグマさん。泣いていいんだよ?」
「きひひ。今度吾輩と一緒に洞窟でお泊まり会しようネ?リンチャン」
「楽しみにしてるね、コウモリさん」
「僕、あんたがいーひんあいさにあの家をリフォームしときたで。これでもっと快適に暮らせるやろう」
「ありがとうキツツキさん。後で見に行くよ」
「拙者、リン殿が戻ってきてくれたおかげで修行が再び捗りそうでござる!」
「モモンガさん、良かったね」
「リン!オレ、お前ば守るーごと頑張ってビビりばちょっと克服したっつぇ!褒めてくれー!」
「努力してくれたんだね。偉いよ、ハリネズミさん」
リンは他の動物たちとも楽しく会話を交わしていきます。
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フェリシア(プロフ) - よるいろさん» いえいえ!こちらこそ読んでくださってありがとうございました! (7月11日 22時) (レス) id: a635426397 (このIDを非表示/違反報告)
よるいろ(プロフ) - イベント参加ありがとうございます。評価・コメント失礼します。動物たちのほのぼした話かなと思っていましたが、それだけではなくとても面白かったです。土曜日の更新も楽しみにしています。素敵な作品をありがとうございました!! (7月11日 22時) (レス) @page14 id: 76109380ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:フェリシア | 作成日時:2023年7月8日 19時