5章 ページ12
その頃、モモンガは木の間を縫うように飛んで、警察官たちの様子を伺っていました。
「あの人間たちはどこに向かってるのでござろうか?」
「そういえば昼間に見つけた洞窟についてですが、まだ調査できていませんよね。まさかそこに?」
「ありえそうだ。とりあえず向かってみよう」
「はい」
「む!?まずい!あそこにはリン殿がいるでござる!今すぐ報告せねば!」
モモンガは洞窟に戻り、このことを伝えました。
「そ、そんな!どうすればいいの…!?しかも、犬がいるってことは警察犬でしょ!?隠れても匂いでバレちゃう!」
リンは慌てふためきました。
「ワンッ!」
「え…」
リンの顔が絶望に変わりました。今聞いた犬の鳴き声はどう考えても警察犬で、リンの匂いを追ってやってきたのです。
「どうしよう…」
「リンちゃん、落ち着いて!何か良い方法があるはずよ!」
「リン!オレたちが何とかしちゃるけん!安心しんしゃい!」
「そうだヨ!」
「みんな…ありがとう…!」
「あ、見つけたぞ!」
「こっちだ!」
「!?」
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フェリシア(プロフ) - よるいろさん» いえいえ!こちらこそ読んでくださってありがとうございました! (7月11日 22時) (レス) id: a635426397 (このIDを非表示/違反報告)
よるいろ(プロフ) - イベント参加ありがとうございます。評価・コメント失礼します。動物たちのほのぼした話かなと思っていましたが、それだけではなくとても面白かったです。土曜日の更新も楽しみにしています。素敵な作品をありがとうございました!! (7月11日 22時) (レス) @page14 id: 76109380ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:フェリシア | 作成日時:2023年7月8日 19時