1章 ページ2
まず最初に、動物たちはリンの歓迎パーティーの開催を決めました。リンには内緒で、みんなで力を合わせてパーティーの準備に取り掛かります。
そしてパーティー当日。リンは色とりどりの小鳥たちによって、パーティー会場に導かれていきます。会場では、たくさんの動物たちがリンのことを待ってくれていました。
「す、すごい…あ、み、みなさんこんにちは、リンです!今日はこんな素敵なパーティーにお招きいただきありがとうございます!」
リンは緊張しながらも自己紹介をし、深々と頭を下げました。すると、動物たちから温かい拍手が送られてきます。
「よし、それでは乾杯じゃ!」
「「かんぱ〜い!!!」」
こうして、パーティーが幕を開けました。主役であるリンの元に様々な動物たちが訪れ、楽しそうに会話を交わします。先ほどリンを導いた小鳥たちも、彼女の元に集まってきました。
「ねぇ、リンちゃんって好きな子いるの?」
「す、好きな子!?…わ、分からない」
唐突に聞かれ、リンは戸惑ってしまいます。
「今まで他の人間とはあまり話してこなかったし…」
「そう、じゃあ私たちが立候補しちゃおうかしら♪」
「えっ!?ちょ、ちょっと待ってよ!」
「ふふっ、冗談よ。リンちゃん、可愛いわね♪」
慌てるリンを見て、小鳥たちは面白がって笑いながら飛び去っていきました。
「やあ、リン」
「楽しんでる?」
続いて、シカとネズミがやってきました。2匹ともとても仲良しの友達です。
「うん、すごく楽しいよ!」
「良かった。そうだ、これ、僕特製のクッキーなんだけど、食べてみて」
「あっ、うん…美味しい!とっても美味しいよ!」
「本当?嬉しいなぁ!」
「じゃあ、今度一緒に料理してみない?きっと楽しいと思うよ!」
「うん、楽しみにしてる!」
その後も動物たちが入れ替わり立ち替わりでリンの元を訪れ、その度に楽しく会話を繰り広げていきました。
しかし、中には悪戯を仕掛けてくる動物もいました。
「…わああっ!?びっくりしたー!」
「へへっ、ええ反応や!」
それは、関西弁を話すヘビでした。彼はリンの足元からこっそり巻き付いていたのです。
「ちょっとヘビくん!リンちゃんがびっくりしてるじゃないの!」
ウサギに怒られ、ヘビはすぐリンに謝ります。
「ごめんなぁ。つい出来心で…」
「だ、大丈夫…」
「ほんまか!?おおきに、リンはんは優しい人やな〜」
こうして、楽しいパーティーは続きました。
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フェリシア(プロフ) - よるいろさん» いえいえ!こちらこそ読んでくださってありがとうございました! (7月11日 22時) (レス) id: a635426397 (このIDを非表示/違反報告)
よるいろ(プロフ) - イベント参加ありがとうございます。評価・コメント失礼します。動物たちのほのぼした話かなと思っていましたが、それだけではなくとても面白かったです。土曜日の更新も楽しみにしています。素敵な作品をありがとうございました!! (7月11日 22時) (レス) @page14 id: 76109380ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:フェリシア | 作成日時:2023年7月8日 19時