佰弐拾弐ノ舞 衝動 ページ4
♪
緑谷の叫びを聞いていた胡蝶は、緑谷が何を考えているのか理解できないでいた。
(なぜそこまで…あなたにとって轟さんはただの学友…何があなたを突き動かすのか私には理解できません…)
「それが…私に欠けているモノなのでしょうか…」
「何か言った？」
胡蝶はそう問いかけた耳朗に笑顔を向けると、何も言わずにステージへと視線を戻した。
その頃、ステージでは緑谷と轟が互いに敵意を向けて睨み合っていた。
「……何のつもりだ。
全力…？クソ親父に金でも握らされたか…？
イラつくな…………！」
(近距離ならお前は対応出来…)
近接戦に持ち込みケリをつけようとする轟だが、それを予測していた緑谷は態勢を低くし、轟の懐に潜り込んだ。
(右足上がった瞬間に……こいつ)
「イメージ…電子レンジの…爆発…しない…
爆発…しない…！しない！！」
その瞬間、轟は緑谷の攻撃に恐怖に近い何かを感じた。
緑谷の拳が轟の腹部にめり込み、轟の氷結が緑谷の左腕を凍らす。
『モロだぁーーー！
生々しいの入ったぁ！！』
「ぐぅう！！」
砕けた拳で殴ったせいで肉が裂け血が吹き出すが、緑谷が轟から目を離すことはない。
「轟に…１発いれやがった！！」
「どう見ても緑谷の方がボロボロなのに…ここで攻勢に出るなんて…！」
吹き飛ばされた轟に、観客席にざわめきが走る。
(何で…)
「氷の勢いも弱まってる！」
混乱する轟が緑谷の動きを止めようと地面を凍らせるが、緑谷は冷静に轟の氷結を回避した。
その頃、スタジアム外ではセメントスがミッドナイトに試合の中止を訴えていた。
『止めますか？ミッドナイト。
緑谷君アレ「どうせ治してもらえる」からか…無茶苦茶してる。
今はアドレナリンドバドバで痛みも思った程じゃないでしょう。
しかしあの負傷…恐らく１度の
たとえ彼が勝っても次の試合はムリかもしれませんよ！？』
「……」
しかしミッドナイトがセメントスの問いかけに答えることはなかった。
(いくら「治るから」といっても自ら激痛に飛び込むのは相応の覚悟がいるもんだ。
何が
(それが解れば私も…あなた達のようになれるのでしょうか…)
雄英コソコソ噂話
「私が女子から受けたお仕置？
…思い出すのも恐ろしい……」
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月坂柚花(プロフ) - すごいです！ すごい面白いです！ これからも頑張ってください！ 更新、楽しみにしています！ (8月27日 10時) (
レス) @page20 id: d344506545 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - まる麺さん» Σｂ( ｀・ω・´)ｸﾞｯ (8月26日 16時) (レス) id: b1925d3e39 (このIDを非表示/違反報告)
まる麺 - とても面白いです！負担にならないくらいに更新頑張って下さい！ (8月19日 23時) (レス) @page20 id: 81fa0833c9 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - ユウさん» わわ！！再開嬉しすぎます😭😭😭 (8月19日 2時) (レス) id: d611f4909c (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 桜さん» あれ…一年…？私そんな放置してたの…？大変申し訳ございませんでした (8月12日 0時) (レス) id: 231834a7b1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユウ | 作成日時：2020年12月9日 20時
