佰参拾壱ノ舞 防戦一方？ ページ13
♪
爆発で吹き飛ばされた胡蝶は、自分の今の状況を整理し、打開策を考える。
(やられた！目も耳も使えない…！
っ…とにかく体勢を…整えないと！
元の位置から場外までおよそ１１メートル…正面からの爆破…恐らく背中を下にした状態で吹き飛ばされた…なら！)
胡蝶は空中で体を捻ると同時に刀を抜いて地面に突き刺した。それでも爆発の衝撃を全て消すことは出来ず、数メートル地面を削りながら進み、運良く場外ギリギリで踏みとどまる。
(次は！どこから…ッ！)
左から振り下ろされた腕を何とか躱した胡蝶は、その後も止まることない連撃を紙一重で躱し続ける。
「何で避けれんだよ！！！クソが！！」
目も耳も使えない状態なのにも関わらず、全ての攻撃を避けていく胡蝶。
自分が圧倒的に有利なこの状況でも決定打を与えられない。焦った爆豪の攻撃は、だんだんと激しく、
(全身の神経を研ぎ澄ませる…！一瞬たりとも気を抜くな！爆豪さんの殺気を…爆発が起こる前の小さな空気の揺れを…どんな些細なことも見逃すな！)
絶体絶命のこの状況でも胡蝶は冷静さを失わない。１５の少女とは思えない程の精神力、戦うことへの慣れ、不自然な強さ。
前世で経験してきた全てが、彼女の圧倒的な強さに繋がっている。
『爆豪の閃光攻撃からおよそ１分！
胡蝶はなんでそんなに動けるんだぁ！？』
(やっと視界が晴れてきた…音はいまだに雑音が混じってますが…問題ないでしょう)
胡蝶は爆豪の蹴りを避けると、大きく後方にジャンプ。動きを確かめるように刀を数回振ると、いつもの笑顔を爆豪に向けた。
「危ない危ない…流石に少し焦ってしまいました。
そろそろ終わりにしましょうか…ねぇ…爆豪さん」
「あ゛ぁ…？ッ…クソが…！！
ナメてんじゃねぇよ！！！」
長いように思われたこの試合だが、実はほんの数分の出来事。観客の目を奪い、心を湧かせた戦いも終盤に差し掛かった。
大学２年！やっと通える！…と思いきやオンライン〜♪
もう２年生なのに合計で３ヶ月くらいしか学校に行ってない…(*´･ω･)
施設費だけでも返して欲しい…３０万…切実に…
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 283人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月坂柚花(プロフ) - すごいです！ すごい面白いです！ これからも頑張ってください！ 更新、楽しみにしています！ (8月27日 10時) (
レス) @page20 id: d344506545 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - まる麺さん» Σｂ( ｀・ω・´)ｸﾞｯ (8月26日 16時) (レス) id: b1925d3e39 (このIDを非表示/違反報告)
まる麺 - とても面白いです！負担にならないくらいに更新頑張って下さい！ (8月19日 23時) (レス) @page20 id: 81fa0833c9 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - ユウさん» わわ！！再開嬉しすぎます😭😭😭 (8月19日 2時) (レス) id: d611f4909c (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 桜さん» あれ…一年…？私そんな放置してたの…？大変申し訳ございませんでした (8月12日 0時) (レス) id: 231834a7b1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ユウ | 作成日時：2020年12月9日 20時
