佰壱ノ舞 舞台は最終種目へ ページ22
♪
緑谷は、奪われた１０００万を取り返す為に轟に向かって突っ込む。
緑谷の気迫に圧された轟は、無意識の内に使わないと決めていた左を使っていた。
(大丈夫…！当てはしない！空を切るように…その手を崩して！！)
緑谷は、腕を振るうことで強風を生み出し、ハチマキを守っていた轟の腕を弾いた。
(左…俺は何を…！)
(裏返しにして隠してるけど…最後に巻いた１番上のそれだ！！)
緑谷は戸惑う轟の隙を突いて、ハチマキに手を伸ばし、掠め取った。
「とった！とったぁぁぁ！！」
「待って下さい！そのハチマキ…違いませんか！？」
「やられた…」
緑谷の手に握られているのは、１０００万ではなく７０。これでは、第２種目を突破することは出来ない。
「轟くん！しっかりしたまえ！！
危なかったぞ！」
「万が一に備えてハチマキの位置は変えてますわ！甘いですわ緑谷さん！」
『そろそろ時間だ！カウントいくぜエヴィバディセイヘイ！』
プレゼントマイクの叫びと共に、カウントダウンが始まった。
『１０！』
轟の造った氷の壁を溶かした爆豪が、２人に向かって飛び掛かる。
『６！』
上鳴が放電するも、ダークシャドウに防がれ、脳がショートしてアホに。
『タイムアップ！！！』
プレゼントマイクの声がスタジアムに響き渡り、同時に勢いを失った爆豪が地面に落ちた。
『早速上位４チーム見てみよか！！
１位！轟チーム！！』
「…………くそっ…」
緑谷との勝負に納得がいかなかったのか、轟は誰にも聞こえないような小さな声で呟いた。
『２位！爆ご…アレェ！？
オイ！！！胡蝶チーム！！？』
「んー…１位は無理でしたね」
「流石にアレは無理だろ」
騎馬戦で仲良くなった２人は雑談を交わすが、同じチームの尾白と庄田は状況が呑み込めないようで、辺りをキョロキョロと見回している。
『３位！爆豪チーム！！』
「あぁ！？何で３位なんだよ！！」
「相手が胡蝶じゃなぁ…」
「だぁああぁぁぁあ！！！」
３位という現実を認めたくない爆豪は、悔しそうに叫ぶ。
「あの…本当にごめん…」
頭を下げる緑谷の前で、発目と麗日の２人が常闇を指差す。
「１０００万を取るのが本意だったろうが…そう上手くはいかないな。
緑谷、おまえが追い込み生み出した轟の隙だ」
『４位！緑谷チーム！！
以上４組が最終種目へ…進出だぁぁーーー！！』
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かわあい - スマホ風シチュー美味しかったんですか！！ww (2021年10月3日 4時) (
レス) @page30 id: 173f9610a3 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - AYAAYAさん» トリノさんはトラウマ植え付けてますからね、しのぶちゃんはまだそこまでではないと思います！あ、でもあの笑顔は独特な怖さがありますからね…トリノさんはオールマイト特化、しのぶちゃんは汎用的な気がします。別意見があれば聞きたいです！今後の参考に！！ (2020年11月19日 15時) (レス) id: 5e0f53d3ed (このIDを非表示/違反報告)
AYAAYA(プロフ) - グラントリノと同レベルの怖さかな? (2020年11月18日 19時) (レス) id: f9f8b9ff8c (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 桜さん» あ、それは私も思いました！たぶんわいてます。いやぁ…目の前にいたら確実に殴ってますね。腹と言わず顔面にストレート決めてやりますよ。まぁ、顔が分からないのでもうムリですけど…でも大学は楽しいですよ！アイツがダメなだけ！優しいお言葉ありがとうございます！ (2020年10月25日 11時) (レス) id: 5e0f53d3ed (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 鸞鳥さん» ですよね！？基本だよね！？私は悪くないよね！？ホントに…ガチで潰してやろうかと思ったよね…やってないけど。もうねぇ…こんなの久々すぎて結構本気で疲れた〜と思ってしまった…まぁ！何とかなるでしょう！これからも頑張っていくのでよろしくお願いします！！ (2020年10月25日 11時) (レス) id: 5e0f53d3ed (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユウ | 作成日時：2020年4月24日 22時
