漆拾伍ノ舞 爪痕 ページ37
♪
ＵＳＪに到着した警察により、ヴィラン達は拘束、連行されていく。
「１６…１７…１８……
両脚重症の彼を除いて…ほぼ全員無事か…」
生徒達も多少のケガは見られるものの、重傷者はほとんどいなかった。
「尾白くん…今度は燃えてたんだってね。１人で…強かったんだね」
「皆１人だと思ってたよ俺…ヒット＆アウェイで凌いでたよ…
葉隠さんはどこにいたんだ？」
「土砂のとこ！轟くんクソ強くてびっくりしちゃった」
(凍らすとこだった。危ねぇ…)
「僕がいたところはね…どこだと思う！？」
「そうか、やはり皆のとこもチンピラ同然だったか」
「ガキだとナメられてんだ」
「どこだと思う！？」
「どこ？」
「秘密さ！！」
生徒達は皆の無事を喜び、雑談を交わす。
「とりあえず生徒らは教室へ戻ってもらおう。すぐ事情聴取ってわけにもいかんだろ」
「刑事さん。相澤先生は…」
塚内は蛙吹の質問に答えるために、病院へと電話をかけた。
『両腕粉砕骨折、顔面骨折…幸い脳系の損傷は見受けられません。
ただ…
ですが、応急処置が的確だったおかげで後遺症はほとんど残らないかと』
「だそうだ」
「ケロ…」
相澤の容態を聞いた蛙吹と峰田は、悲しそうに顔を歪める。
「１３号の方は背中から上腕にかけての裂傷が酷いが、命に別状はなし。
オールマイトも同じく、命に別状なし。
彼に関してはリカバリーガールの治癒で十分処置可能とのことで保健室へ」
「デクくん…」
「緑谷くんは…！？」
「緑…ああ、彼も保健室で間に合うそうだ。
私も保健室の方に用がある。
三茶！後、頼んだぞ」
塚内が保健室へ向かおうとすると、耳郎が呼び止めた。
「あ！待って下さい！えっと…しのぶ…蝶の髪飾りの子は？大怪我だって聞いて…」
「蝶の髪飾り……」
「呼びましたか？」
「え！？あれ！？大怪我…あれ？」
何処からともなく現れた胡蝶に、耳郎は驚くと同時にパニックになった。
「君も怪我を？」
「いえ、自分で処置したので問題はありません」
「自分で？…てことは、イレイザーヘッドや１３号、ヴィラン達の応急処置をしたのは君かい？」
「えぇ」
「やっぱり。君のおかげで随分と助かったよ。ありがとう。」
塚内は胡蝶に頭を下げた。
これは、彼女が治療し、救ったヴィラン達の気持ちの代弁でもあったのだ。
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ユウ(プロフ) - 火花(漫画家やってます)さん» 応援ありがとうございます！！これからも頑張ります！！！ (2020年7月20日 11時) (
レス) id: 5e0f53d3ed (このIDを非表示/違反報告)
火花(漫画家やってます) - 頑張ってください!! (2020年7月19日 17時) (レス) id: 6063c97ce8 (このIDを非表示/違反報告)
火花(漫画家やってます) - 尊い (2020年7月19日 17時) (レス) id: 6063c97ce8 (このIDを非表示/違反報告)
ユウ(プロフ) - 天ゆうさん» ぎゆしのかぁ…実は何しのになるかはまだハッキリとしてないんですよね。それは友人に決めてもらうつもりなんですけど…今、ぎゆしのと童しのが全面戦争を繰り広げてるらしいです。自分も早く林間合宿行きたいんですけど…課題が！減らないんです！！…頑張ります！ (2020年6月15日 5時) (レス) id: 5e0f53d3ed (このIDを非表示/違反報告)
天ゆう - 冨岡さんをぎゆしのみたいに出して欲しいぃぃ！！！更新ありがとうございます！！毎話楽しみに見ています。早く林間合宿編みたいなぁなんて、、、無理せず頑張ってくださいね！！ (2020年6月14日 15時) (レス) id: 09a7347468 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユウ | 作成日時：2020年3月10日 9時
