EPISODE７ーー替玉 ページ8
フィグナ15歳
祝砲が鳴る。今日は我がシュメール家と、とある有力な貴族との結婚式。 ．．．
王貴界でも有名な教会でシュメール家次女アリス=シュメールが嫁ぐ。
祭壇で花嫁がベールを脱ぐとき花婿は違和感を感じるだろう。家に戻り初めて送った手紙を見てももう遅い。
そこに書いてある名前はアリス=シュメールなのだから。婚姻届も何もかも。
『ふふっ。今日から私はシュメール家の長女としてのフィグナ=シュメール…。さぁ、魔法騎士団入団試験まで時間は限られているわ。』
そんな事を1人つぶやき、教会を見下ろしていた建物の屋上から降りようとした時、
??｢そうだね。でも俺は君を表向きの9つの騎士団には入団させたくないな？｣
『!!!!??っ……誰？私の事を知っているの？』
??｢ははっ。勿論さ。夜の王宮で君を見かけた時から結構調べさせて貰ったからね。
あぁ、安心して？俺はこの事を誰にも言ったりしてないから！｣
『(この人、魔の感じからしても強い…！王宮への侵入がばれていた？では何故それを黙っている？
考えがまとまらない…)貴方は誰？と尋ねているのですが？』
??｢そうだったね。俺はクローバー王国の魔法帝さ。喋るのは初めてだね？フィグナ。｣
『(魔法帝!?そんな方が何故??)…っっ！』
ﾏﾎｳﾃｲ｢そんなに睨まないでくれよ…
でも、考えがまとまってない時に無理に喋ろうとしないところは感心だねー。
俺がここに来てフィグナに話しかけた理由が聞きたいのだろう？単刀直入に言おう…
クローバー王国の裏の魔法騎士団に入団して欲しい。
君の魔力、魔法、身体能力、賢さ、ただの魔法騎士としては惜しい。今までの過去も俺は知ってる。
温室育ちの貴族様ではないみたいだね？
裏の魔法騎士団は表には言えないような事、だが、必要な事をする団だ。どうかな？｣
刹那の静寂。群青の空。人々の歓声、祝砲。
有無を言わせない彼の視線とまとまらない思考。
思い出すのは夜会での堪らない感覚と5年前の虚無。
『…そ、その団に入ったら様々な魔法を見ることが出来、私自身を活かすことが出来るのなら…』
ﾏﾎｳﾃｲ｢君ならそう言ってくれると思ったよ。
(まぁ、拒否なんて許さなかったけど？)
よし！そうと決まれば今から王宮に来てくれ。｣
『(何か黒い事この人考えていたな…)…はい。』
…裏の魔法騎士団か。試験で確実に受かる保証もなかったし入れるのなら…でも、後暗い事なんて私に
出来るのでしょうか？
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のんた - 設定から…haetになってるよ。hateだよ。 (2020年9月16日 3時) (
レス) id: 41c2d1953f (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - グリモワールは15歳になったら貰えるんですよ？ (2020年6月30日 22時) (レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：the cbas | 作成日時：2020年4月30日 1時
