EPISODE5ーー模索 ページ6
その日から私は他の人には気付かれないように魔法の練習をした。
私はどうやら氷魔法らしい。叔父上に見つかったら
グッドル「何をしてる!お前の結婚相手はそんな事お望みじゃないのだから余計なことはするな!
全く、少し容姿が良いからといって私の愛しいアリスの縁談を奪うなんて…
あぁ腹立たしい!次女は出しゃばるんじゃない!」
…とかとか言われるから気をつけなくては。
自室で一人魔力コントロールの練習と身体機能の精密さを磨く日々が続く。
________________________王城にて
王様への謁見が終わり叔父上と二人で長い廊下を歩く。
ん?あの大きな部屋、図書室では?
『叔父上、私は図書室に寄りたいのですが構いませんか?』
グッドル「あぁ、好きにしろ。その代わり1人で屋敷まで帰れよ。私は愛しいアリスの縁談を探しに行くからな。お前は好きにしとけ。
……ただ、騒ぎだけは起こすなよ?」
そんな叔父上の話も最後まで聞く価値無しとして図書室に向かう。
『広い……!屋敷の書庫の何倍もある…!
えーと?まずは貴族の縁談の仕組みについてですかねー。』
広い図書室から何冊か目当ての本を探し、適当な椅子と机で持ってきたノートに内容をまとめる。
何時間経ったのだろうか。ノートは文字で埋め尽くされ、机には本が山積みになっていた頃
??「_い。おい。聞こえているのか?」
涼やかな男性の声がして私は顔を上げた。
『すみません!何か御用でsy…ノゼル=シルヴァ様?』
ノゼル「あぁ、そうだ。フィグナ、その山積みになっている本の中に私が読みたい本があるのだが
退けるぞ?」
『あっはい。すみません。て、手伝います。』
シルヴァ家のノゼル様ーー!?
こんな短期間で二人も王族の方に出会うなんて…。
…オーラが違う。顔が整っていらっしゃる。
ノゼル「あぁ、この本だ。【魔法騎士団の歴史と秩序】
…ところでフィグナ、こんな遅くに本を山積みにして何をしている?」
『わ、私は少し調べたい事があり、昼にこの図書室に入ったのですが、「こんな遅く」とは?』
ノゼル「昼、か…。今は夜の11時だ。屋敷が王城から近いとはいえ危ないぞ?」
『11時!そんな時間になっていたのですね…
直ぐに帰ります。失礼します。』
ノゼル「シュメール家の屋敷まで送ろう。『え?』
少し聞きたい事もあるしな…」
『…分かりました。片付けるので少々お待ちを。』
ノゼル「あぁ。」
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のんた - 設定から…haetになってるよ。hateだよ。 (2020年9月16日 3時) (レス) id: 41c2d1953f (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - グリモワールは15歳になったら貰えるんですよ? (2020年6月30日 22時) (レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:the cbas | 作成日時:2020年4月30日 1時