【ブラクロ】灰白の大蛇団の日常と非日常

EPISODE４ーー魅了 ページ5

どうすればいい？
魔法騎士団に入りたい。
この湧き上がるような感覚を知って屋敷の奥で過ごすなんて出来ない。


結婚を無しにする？未来の旦那様の考えを変える？
…出来るわけない


『…少し用事が出来たのでこれで帰らせて頂きます。貴重な経験をありがとうございました。』

ﾌｴｺﾞ｢む…フィグナ…。行ってしまうのか。
まぁ、良い。また会おう。
……出来れば魔法騎士団の中で。｣

『！…はい。では失礼します。』

バルコニーから会場の中に戻り、愛嬌を振りまいている叔父上達を一瞥しシュメール家の屋敷へ戻る。

石畳の舗道を歩きながら考える。熱くなった身体が風で冷やされてゆく。

結婚、家柄、魔法騎士団、知らない事が多過ぎることに今更気付いた。
知りたい事が多くなっていることに気付いた。

『取り敢えず今は知識かな…。
確か叔父上が今度王様に謁見するから着いてこいって言ってたな。
王城には大きな図書室があるらしいからそこで調べるとしますか。』

シュメール家の屋敷に着く頃には今後の予定は決まっていた。

『王城の図書室で知識を得る。
結婚が可能になる(結婚をする)15歳までに魔法騎士団に入ることが可能な環境と実力を用意する。』

それまでは叔父上達の都合のいい駒として従順に過ごしておくか…


『ふふふ、楽しくなってきました。私はどうやら好戦的なのかな？』

私の発した言葉は屋敷の玄関前で静かに消えていった。

自然と笑い声が出たのはいつぶり？

今夜のあの時で人生が一変した気がする。人生はつまらなくなんかない。


血の繋がりなんかに囚われているようじゃ駄目だ。
囚われるならあの時の昂る感覚に囚われたい。

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夢主さんのキャラ安定しませんね…w
変貌ぶりが凄いとゆーかw
しかもキャラがまだフエゴレオンさんしか出てきてないのが酷い…
今までのが気にならないって神様は続いて読んでくださいねー。これからもこの酷さは続きますよーっと。

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