非日常３ーー胎動 ページ28
※終始夢主目線では有りません。ブラクロキャラ皆無です…))
変わらない視線。
秘かに焦がれた外。
輪の外のあなた。
また実験。輪の中の液から出されまた液へ。
また輪の中に戻され液に浸かる。
｢おい、MsＦ、新入りだ。顔だけ見とけ。｣
あぁ、研究チームに入りたいってよその国から逃亡してきた研究員さんね。
?｢この女の子が“つくられた怪物”？
随分可愛らしいんだな。｣
｢外見はな。だが地を駆け、木々をなぎ倒し、命を刈る…データは揃ってる。後は外に出すだけなんだがな。｣
そんな事したくない。
そう思っても言葉にしにくい。表情で訴えたくても動かしたことの無い筋肉は易々とは動かない。
｢俺は帰るとするよ。今日の実験も終わったしな。｣
？｢君、声は出せるのか？良ければ君の事、教えてくれないか？｣
『…まず名乗ったらどうでしょうか？』
？｢これは失礼。私はフィグナ。新入りの研究員だ。｣
微笑む彼女に少し毒気を抜かれる。
『フィグナ…私の何を知りたいの？』
フィグナ｢書類では得れない事さ。倫理観、意思、欲望とか、かな？｣
そんな事初めて聞かれた。研究員から聞かれるのは痛みや耐久、体調等だったから。
『代わりに何をくれる？』
フィグナ｢代わりか。逆に何が欲しい？君をそこから出すことは叶わないぞ？｣
出す？そんな事願わない。この液から出たら私は生きられないらしいから。
『私が欲しいのは……外の情報。
ここ以外何も知らないから。凄く、気になる。どんな事でもいい。外が知りたい。それまでは死ねない。』
他の研究員に言ったら断られた。けど、この人なら…
フィグナ｢いいよ？話すよ。だが、あまりいい事とは言えないから今日みたいな遅い時間になる。
2人で情報を交換といこうか。｣
それからはお互いの情報を話した。
私は
私が国の造った人型兵器で液の中から出たら生きられない事、この問題が解決したら外で戦わされる事、本当は戦いたくない事、自我は造られたが価値観は独自のものだということ。
フィグナは
ここは石造りの建物の中で木が沢山生えた森の中にある事。彼女は自国から逃亡して敵国であるここに来たこと。ヒトの暮らし方について。
フィグナ｢今日はこの位か。明日、また来るよ。私はあまりこの研究には関わらない雑用をしてるからね。｣
明日が楽しみになった。こんな事は初めてだった。
フィグナと居ると初めてばかりだ。
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のんた - 設定から…haetになってるよ。hateだよ。 (2020年9月16日 3時) (
レス) id: 41c2d1953f (このIDを非表示/違反報告)
舞(プロフ) - グリモワールは15歳になったら貰えるんですよ？ (2020年6月30日 22時) (レス) id: e826140184 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：the cbas | 作成日時：2020年4月30日 1時
