【ブラクロ】灰白の大蛇団の日常と非日常

EPISODE１４ーー家族 ページ15

星果祭当日

ﾕﾘ｢以上で、順位発表は終わりだよ。次の国王様のお話、の前に国民の皆に話したいことがあるんだ。

近年、対外国の侵略が激化している事は知っているだろう。クローバー王国には古くから情報戦や少し暗い任務を主とする団があったんだ。その内容から良いイメージを持たれないので公表してこなかった…

これから対外国との戦いをする中でその団が表にも知っといて貰う必要があってね。
表立って活躍はしないけどこの国にとって大切な魔法騎士団だ。これからよろしく頼むよ。｣

『話にあった団、灰白の大蛇団の団長フィグナ=シュメールだ。
我が団はこれからも変わらずこの国を守る事に専念する。
…人の命を奪う任務もあるがこの国には決して危害を加えさせないことを誓う。もし会う事があれば我が団に協力してほしい。……以上だ。』



国民ら｢そんな団があったとは…｣
｢少し怖そうだけど裏から守ってくれてたのね…｣
｢クローバーの王国の民として協力せねば！｣
ﾜｰﾊﾟﾁﾊﾟﾁ(拍手


ｱｽﾀ｢あの時の灰色のローブ!?あいつ、そんな団の団長だったのか…。｣

ﾉｴﾙ｢シュメール…！確か昔夜会であった気がするわ。
小さい頃だからぼんやりとだけど…｣



ﾔﾐ｢おーあいつ、様になってんじゃん。なんか娘が嫁いだ時の父見てーな気分だわ。｣

ﾌｴｺﾞ｢なんでヤミがフィグナの父になるんだ！私がヤミを義父上と呼ばねばならなくなるだろうが！｣

ｼﾞｬｯｸ｢カカ！フエゴレオン、フィグナと結婚するのかよ？カカッ！｣

ﾉｾﾞﾙ｢貴様とはいえ、フィグナはやらんぞ。｣

ｳｨﾘ｢次はノゼルがフィグナの父なのかな？私は次からノゼルを義父上と呼ぼうか。｣

ﾘﾙ｢あふふ…。なら僕はフィグナさんの弟がいいですねー。｣

ﾄﾞﾛｼｰ｢ぐー！ぐぐぐー！｣

ｼｬｰﾛｯﾄ(ヤミがフィグナの父からヤミの妻になったら私はフィグナの母…!?てか、私は何を考えているんだ！つ、妻なんて…///)

ｹﾞｵﾄﾞﾙ｢んふふ、フィグナは可愛いですからね。｣


こんな団長達の会話があったことは本人は知るはずもなく。


『(どうだったか…？国民への掴みは上々のはずだが。やけに団長の皆が私を見てくる。なんかあったのか？

まぁ、いい。後は、暴牛の子達とフエゴレオンさんの弟への説明がまだだったな。
アスタ…？だったかな。随分私を敵視していたから、明日にでも暴牛のアジトに行こうかな。』

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